「距離が延びても」ダイワズームが3連勝…スイートピーS

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12年4月29日(日)、2回東京4日目11RでスイートピーS(芝1800m)が行なわれ、北村 宏司騎手騎乗の2番人気・ダイワズームが優勝。勝ちタイムは1.48.1(良)。

2着には3/4馬身差で3番人気・ココロチラリ(牝3、美浦・尾関厩舎)、3着には1番人気・サトノジュピター(牝3、美浦・堀厩舎)が続いて入線した。

勝ったダイワズームは、未勝利を勝ち上がるのに7戦を要したが、500万は昇級緒戦で一発クリア。そこから中2週で臨んだココで見事3連勝。オークスへの最終切符を手に入れた。馬主は大城 敬三氏、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「冠名+急上昇、疾走」。

1着 ダイワズーム(北村宏騎手)
「好スタートを切れたし、いいリズムで運べた。直線は想像どおりに弾けてくれたよ。競馬を覚え、スムーズに流れに乗れるようになっていて、末脚にも磨きがかかってきたね。冷静な性格だけに、距離が延びても対応できる。オークスでもがんばってくれると思う」

(鹿戸雄一調教師)
「以前は弱いところがあり、なかなか勝ち切れませんでしたが、もともと競馬自体は上手でしたよ。徐々に力を付け、あっという間に3連勝。今回も体調は万全でしたし、やれる手応えを感じていたんです。無事にオークスの権利を獲れ、うれしいですね。本当に素直な馬だけに、距離延長に関しては心配していません。相手はぐんと強くなりますが、本番でもがんばれるよう、しっかり態勢を整えていきます」

2着 ココロチラリ(横山典騎手)
「力があるよ。上手なレースができた。よくがんばっている」

3着 サトノジュピター(福永騎手)
「ゲートは出ない現状。今回は競馬の巧拙が結果に出た。でも、終いの脚はすばらしいものがある。これからの馬だよ」

4着 プレノタート(杉原騎手)
「ゲートに課題がある馬ですが、よく我慢してくれました。いいポジションを取れ、最後も伸びています」

5着 サトノジョリー(内田博騎手)
「口が硬く、返し馬でも止らないくらい。よく走ってはいるが、距離は短いほうがいいね」

8着 アラフネ(田中勝騎手)
「いい格好をしたが、ちょっとしか脚を使えなかった。体が硬い馬だから、短いところが向く」

15着 ウインフロレゾン(大庭騎手)
「時計がかかったほうがいいタイプ。流れや馬場など、この馬向きの条件ではなかったですね」

16着 ルネッタアスール(本橋孝騎手)
「この馬も伸びていますが、位置取りの差です」

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ダイワズーム
(牝3、美浦・鹿戸雄厩舎)
父:ハーツクライ
母:フォルナリーナ
母父:Capote
通算成績:9戦3勝



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