【NHKマイルC】モンストール「32秒台の上がりをつかえる」

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2日、日曜東京11レース・NHKマイルカップ(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、皐月賞9着のモンストール(牡3、美浦・尾関厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F51.5-36.8-23.6-11.9をマークした。

追い切りに関して、尾関知人調教師
「前2走の追い切りはジョッキーに乗ってもらっていましたが、レース間隔が詰まっているのを意識して、競馬のプレッシャーがかからないように、厩舎スタッフが騎乗して追い切りました。ビッシリやれましたし、動きも良かったですよ」とコメント。

「前走は馬場が悪く、みんなが外を通って2100メートルくらい走るようなタフな競馬で、この馬に有利な条件ではありませんでしたが、それでも一瞬、来るんじゃないかという場面もあって、上昇度を見せてくれたと思います。休み明け2戦ともタフな競馬が続いたので疲れを気にしていましたが、思ったより回復してきたので、オーナーサイドと相談してこのレースに出走することにしました。
休み明け3戦目なので、見えない疲れもあるかもしれませんが、それよりも使われた上がり目の方があると思いますし、去年の夏に走ったように、暖かくなってきて体調も更に良くなってきていると思います。左回りの直線の長いコースでマイル戦と、新潟2歳ステークスと似たところが多く、条件も良いですね。今回のメンバーで、持ち時計が1分33秒台の馬はたくさんいますが、その中で32秒台の上がりを使えるというのがこの馬の長所です。
ジョッキーも手の内に入っていますし、前走で少し前に出していったことも今回に繋がると思っています。2連勝後に結果を出していないので強気にはなれませんが、この馬の力はこんなものじゃないと信じてスタッフみんなで仕上げてきました。競馬を使われながら良くなってきた体調をこのまま上手く調整出来れば、結果はついてくると思っています」と厩舎初となるG1勝利を狙う。