小島茂之調教師からの不服申立ては棄却

トピックス

JRAは14日、6月12日(火)付をもって小島茂之調教師から提起された不服申立てについての裁定の結果を発表した。詳細は以下の通り。
なお、これまでに不服申し立ては7件の例があったが、いずれも棄却されている。小島茂之調教師は今後、スポーツ仲裁機構や、裁判に持ち込むことも考えられる。

1.不服申立人
調教師 小島 茂之

2.不服申立ての内容
第3回東京競馬第4日第8競走における走行妨害の申立てを棄却した裁決を取り消す、との裁定を求める。

3.裁定委員会における審査
6月13日(水)に裁定委員会が開催され、不服申立人及び当該裁決に係る裁決委員からの意見陳述並びに当該競走のパトロールビデオの検証が行われ、裁定が下された。

4.裁定
本件不服申立ては、これを棄却する。

5.裁定の概要
申立人からは、ランパスインベガス号は2着が3着に着順が変わってしまうほど大きな被害を受けており、ファイナルフォーム号が決勝線手前で急に同馬の進路に入ってきたことは明らかに走行妨害であるとの主張があったが、(1)「加害・被害に直接の関係を有しない馬との着順の変更の可能性をもって被害の程度は判断されない。」(2)「被害馬ランパスインベガス号は決勝線に到達するまでの約2完歩の控えであり、その被害の大きさから競走能力の発揮に重大な影響があったとまでは認められない。」とされ、走行妨害の申立てを棄却した裁決は相当と認められた。

≪関連リンク≫
小島茂之調教師からの不服申立て、裁定委員会において審理
内田騎手が騎乗停止、東京8レースの走行妨害申立てについて

小島茂之厩舎の本音(公式ブログ)
:小島茂之調教師自身によるブログ