【宝塚記念】ナカヤマナイト「馬場状態がどうなるか…」

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20日、日曜阪神11レース・宝塚記念(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、鳴尾記念4着のナカヤマナイト(牡4、美浦・二ノ宮厩舎)は、柴田善臣騎手を背に南Wコースで追われ、6F:82.0-66.2-51.1-37.5-12.7をマークした。

追い切りに関して、柴田善臣騎手
「今日は馬の状態を確認することと、息を整える程度の感じで乗りました。春の大目標である宝塚に向けて、状態はアップしていると思います。レースを使うたびに毎回変わってきますし、今日も成長が窺える良い動きでした」とコメント。

「デビュー当時から背中が弱く、まだそれが残っている感じもありますが、ゆっくりと成長してパワーアップをしています。精神的にも大人になっていますね。阪神の芝2200というコース形態は気にしていませんが、馬場状態がどうなるかは気になりますね。レース当日の天気は良さそうですが、週中の台風がどのくらい馬場に影響を及ぼすか、というところだけは気になります。前走よりペースも向くでしょうし、この馬自身に合うペースになってくれれば、気持ちの良いレースが出来ると思います」と語るように、当日の馬場状態とペースがカギになりそうだ。

また、同馬を管理する二ノ宮敬宇調教師
「前走から中2週のローテーションなので、体は出来ています。先週はサーッと流すだけで、今日はジョッキーに乗ってもらって、現時点での馬の状態を確認してもらいたかったので、長めからリズム良く走らせて欲しいと伝えました。予定よりも時計が速くなりましたが、無理をしていませんし、上がってきたときの息遣いも良かったようなので、良い調教が出来たと思います。若い頃はまだヤンチャでしたが、いろいろな経験を積んで、運動しているときも悠々動きますね。カイバもしっかり食べてくれるので、調整がしやすいです。

枠順や馬場状態は希望通りにはならないので、我々は与えられた条件のもとで精一杯やるだけです。ずっと乗っているジョッキーなので、どのようなレースをするかはジョッキーに任せます。前走と同じくらいのデキはあるようですし、追い切りでもリラックスして体を使って動けていたので、力を出せる状態だと思います」とコメント。

10年のナカヤマフェスタ以来となる宝塚記念2勝目を狙う。