テープカット、ドレミファドンら追い切り…ながつきS

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19日、土曜中山11レース・ながつきステークスの追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、安達太良ステークス8着のテープカット(牡5、美浦・高橋祥厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、(2回)4F52.8-38.1-24.7-12.4をマークした。

【高橋祥泰調教師のコメント】
「昨年転厩してきましたが、転厩前の大井で頑張ってきた疲れが出たのか調整に時間がかかってしまい、レースで使い始めたのは今年の1月からでした。その後は順調に使ってきて、今回ひと息入れてどうかと思っていましたが、帰厩後も追い切り本数を重ねてだいぶ良くなってきました。今日(9/19)の動きも良かったですし、良い状態でレースに臨めると思います。なかなか展開がハマりませんが、勝つときは強い勝ち方をしてくれますし、500万を勝ってすぐに1000万を勝つのもなかなか出来ることではありませんからね。これまで乗ったジョッキーも、このクラスでもやれると言ってくれていますし、長く脚を使える良さを生かせる展開になってくれれば楽しみです」


前走、灘ステークス5着のドレミファドン(牡4、美浦・中川厩舎)は、助手を背にウッドコースで追われ、6F84.7-69.4-40.4-13.3をマークした。

【中川公成調教師のコメント】
「前走後はトモに疲れが出たので笹針治療をしました。その効果もあって腰の辺りは良くなりましたよ。今日(9/19)の追い切りは、直前の雨で馬場状態が悪くなってしまい可哀想でしたね。併せた相手に遅れましたが、元々調教で動くタイプではありませんし、スパッと切れるタイプでもありませんからね。予定通りの内容でしたし、良い動きだったと思います。ただ使ってきているときと比べて休み明けの分、少し割引きの感じはありますね。今回はハンデが57.5キロですが、57を背負ったこともありますし、体が大きな馬なので心配はしていません。最近ゲートを出るようになってきましたが、まだトモに緩さがあるので、現状では2走前の丹沢ステークスのときのように後ろからギアをゆっくりと上げていく競馬が合っているかもしれません。4歳で、まだこれから成長しそうな感じがありますし、既に準オープンを勝っているように能力はありますよ」


前走、麦秋ステークス11着のヒラボクビジン(牝5、美浦・土田厩舎)は、助手を背にダートコースで追われ、5F67.4-52.8-39.3-13.0をマークした。

【阿曽厩務員のコメント】
「前走後、硬さが出たので放牧に出しましたが、厩舎に帰ってきてからは、馬が柔らかくなっていました。先週併せ馬でしっかりやっているので、今日(9/19)は単走で終い仕掛けたくらいでしたが、終い11秒台が出ていますし、見た感じでも速いなと分かるぐらい良い動きでした。自分の能力を出し切れる状態にありますし、気性が勝っている馬なので休み明けも問題ありません。53キロで出られるのもいいですし、あと心配なのは除外だけですね。最初の頃は手がかかるところがありましたけど、古馬になってからは普段から落ち着いています。デビュー2戦目で勝ったときはカイ食いが落ちてマイナス24キロになりましたが、今はカイ食いもしっかりしています。沖縄産の黒砂糖をカイバの上に置いたり、手入れをしている間にあげていますけど、喜んで食べていますよ。顔の近くに手をやっても噛まずに舐めてくるカワイイ馬です。年内一杯で繁殖に上がる予定で残された時間も少ないですし、何とか抽選を突破して欲しいですね」