注目の新馬【4回京都】ソリーソアンジェロ…小平奈由木の新馬レポート

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注目の新馬【4回京都】ソリーソアンジェロ

ソリーソアンジェロ
(牝2、栗東・橋口厩舎)
父:ディープインパクト
母:レンドフェリーチェ
母父:Cozzene

2世代目がさらにスケールアップし、今春は桜花賞、オークス、ダービーの栄光を手にしたディープインパクトが父。早くも総合リーディングの座を確実なものにしている。2歳勢も次々に勝ち上がり、大挙してクラシック戦線に臨むこととなろう。

母レンドフェリーチェ(その父コジーン)は5勝をマークした。同馬の半兄が東京スポーツ杯2歳Sの2着馬、リフトザウイングス(現1勝)。祖母はイタリア2歳牝馬チャンピオンに輝いたレンⅡであり、秋華賞を2着したレインダンス(3勝)は叔母にあたる。社台サラブレッドクラブに総額3600万円でラインナップされた。

社台ファームでも順調に乗り込まれ、着実に体力アップ。8月1日、山元トレセンに移動してスピードメニューを消化したうえ、29日に栗東に入厩した。坂路での15-15と並行してゲート練習を進め、9月21日の試験をパス。父の産駒としては馬格に恵まれているだけに、しっかり追い切りを重ねた。仕上がりは良好である。

10月28日(日)、京都の芝1600mに初登場する。藤田伸二騎手に依頼している。


小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
清水成駿氏の公式サイト「SUPER SELECTION」に毎週連載中の「トレセン尋ね人」や、月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判になっている。