【シリウスS】連覇狙うケイアイレオーネ「昨年より良い」

1日、シリウスS(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。ケイアイレオーネ(牡4、栗東・西浦厩舎)は幸英明騎手を背に(レースでは浜中俊騎手が騎乗)CWコースで併せ馬。エミネントレコード(古500万)を1馬身追走し、気合を入れられるとギアチェンジ。力強い伸び脚を見せて2馬身先着した。時計は6F83.9-67.4-52.5-38.5-12.6秒をマーク。状態は上向いている。

西浦勝一調教師も「ラストまでしっかり動けていたし、良い感じだったね。今回はたっぷりと時間をかけて調整できたし、馬にも走る気が出てきたように思う」と愛馬の復調に自信を見せる。ハンデ56キロも、他の有力馬と比べれば恵まれており、「昨年より今回の方が条件が良いし、良い競馬をして欲しいね」と連覇へ期待を寄せた。

昨年は後方2番手から豪快な差し切り勝ちを収めるも、その後は低迷が続いていた。しかし、前走の阿蘇Sでは苦手な小回りコースで3着と復調気配。超大型馬だけに一度使われての上積みも大きい。勝ち鞍のある広いコースへ替わるのは大歓迎で、ハンデも手頃。連覇に向けて、視界は良好だ。