【香港国際騎手招待競走】福永祐一騎手が日本人2人目の優勝!

12月10日(水)、香港のハッピーバレー競馬場(ナイター)で行われたロンジン・インターナショナルジョッキーズチャンピオンシップが行われ、日本からは福永祐一騎手(栗東・フリー)が参戦し、全4戦で2勝を挙げる活躍を見せ24ポイントを獲得。日本人としては2004年の武豊騎手以来10年ぶりの優勝となり、自身としては3度目の参戦で嬉しい初栄冠となった。

福永騎手は「良い馬が抽選で当たったので、なんとかチャンピオンになりたい」と意気込んでいたが、その言葉通りに第2戦で見事な逃げ切り勝ちを収める。続く第3戦も勢いそのままに優勝。参加メンバーで唯一2勝を挙げ、2位のJ.モレイラ騎手(香港)に4ポイント差を付けての王者となった。

なお、14日に行われるロンジン香港国際競走では香港マイル(G1)フィエロに騎乗予定となっている。波に乗る福永騎手のエスコートで初のG1制覇なるか、こちらにも注目が集まる。

【総合順位】
第1位 福永祐一騎手 24ポイント
第2位 J.モレイラ騎手 20ポイント
第3位 J.マクドナルド騎手 18ポイント

【騎乗成績】
第1戦(芝1650m) メディックソーズマン 6着/12頭
第2戦(芝1000m) オーシャンロアー 1着/12頭
第3戦(芝1650m) ヴァラパール 1着/12頭
第4戦(芝1650m) ウォーメイベイビー 11着/12頭

【福永祐一騎手のコメント】
「今回はとても良い馬が抽選で当たっていましたので、なんとかチャンピオンになりたいなと思っていました。オーシャンロアーは逃げるか、2番手の指示だったのでスタートだけは決めようと思っていました。良いスタートを切れたので、逃げれてからはラクでした。ヴァラパールはトレーナーの方からスタートから出して行って前でレースを進めるようにと指示をされました。その指示通りに良いポジションを取れたのが結果に繋がったと思います。

とてもたくさんの日本人の方もいらしてましたし、日本語で応援してくれる現地の方もいたので、とても励みになりましたし、良い結果で応えることが出来て良かったです。一昨年にも参加させてもらって、その時はいい結果を出せませんでした。今回は香港の歴史に名前を残せたと思うので、とても嬉しいです。

このコースはスタートが大事ですし、負けたレースもポジション的には良いところを取れたと思います。良い騎乗が出来たのではないかと思っています。また、トリッキーなコースなので、乗り方も小回りに合わせた乗り方をしないといけないと思います。ダグラス(D.ホワイト騎手)とか、ミルコ(M.デムーロ騎手)とかが良いアドバイスをたくさんくれましたので、それも大きかったと思いますね。日本でもシリーズはありますけど、こうして優勝することは今までに1度もなかったので、とても嬉しいですし、自分にとっては大きな1日でした。

日曜日の香港マイルはビッグチャンスだと感じています。香港の馬が強いレースだと思いますが、フィエロもとても良い馬なので、今日だけなく、日曜日も良い結果を出せたらと思います。能力で見れば勝つチャンスがある馬だと思います。明日の朝に最後の追い切りをしますが、状態は良いと聞いていますので、しっかりと調整してレースに臨みたいですね」

福永祐一騎手

福永祐一騎手

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福永祐一騎手

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