人気に応えレッドレイヴンが快勝…ディセンバーS

12月21日(日)、4回中山6日目11RでディセンバーS(芝1800m)が行なわれ、柴田善臣騎手騎乗の1番人気・レッドレイヴン(牡4、美浦・藤沢和厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:48.2(稍重)。

2着には2馬身差で12番人気・スピリタス(セ9、栗東・岡田厩舎)、3着には1馬身1/4差で2番人気・マックスドリーム(セ7、栗東・宮厩舎)が続いて入線した。

ルナ、マイネグレヴィルの2頭が好スタートから先手を主張し、ムーンリットレイク、フィロパトールなどが好位に取り付く。道中ではルナが単独先頭に立ち、積極的に逃げて後続との差を5馬身以上広げる。馬群はかなり縦長の展開となり、人気のレッドレイヴンは中団で脚をタメる。4コーナー手前で一気に馬群が固まり、先行勢が横に広がって直線を向くとウインマーレライが抜け出しを図る。しかし、大外からレッドレイヴンが一気にまとめて交わし去り、人気に応える快勝となった。

勝ったレッドレイヴンは東スポ杯2歳S2着、新潟大賞典3着など重賞でも好走。中山は準オープン戦勝ちもある相性の良いコースで、オープン特別では力の違いを見せつける結果となった。
馬主は株式会社東京ホースレーシング、生産者は米のRichardSantulli&BobbyFlay。馬名の意味由来は「冠名+光沢ある黒い髪の色。本馬毛色より連想」。

1着 レッドレイヴン(柴田善騎手)
「休み明けでも、夏当時よりいい状態で牧場から戻り、順調に仕上げられたからね。展開というより、デキの違いで勝てた。まだ良くなる余地を残しているし、このまま順調にいってくれれば」

2着 スピリタス(丸田騎手)
「この馬の持ち味を生かすために、位置取りにはこだわらず、終いに徹しました。追い出しをぎりぎり我慢し、よく伸びているのですが。勝ち馬は強かったですね」

3着 マックスドリーム(G・ブノワ騎手)
「勝ち馬をマークして進めた。伸びてはいるんだけどね。かかると聞いていたのに、道中はリラックスしすぎていた感じ。反応がいまひとつだったね」

4着 ヒラボクディープ(大野騎手)
「よくがんばっているのですが。我の強いところをうまくコントロールできれば、もっと走れる馬です」

5着 ウインマーレライ(松岡騎手)
「前走で消極的になってしまった反省があり、ポジションを取りにいった。でも、休み明け3戦目で馬がやる気になっていて、かかってしまったよ。折り合えれば、違った結果が出たはず」

6着 ムーンリットレイク(丸山騎手)
「先行してほしいとの指示。厳しい展開のなか、よくがんばっています。次はすっと行き脚が付くでしょう」

8着 ヒュウマ(内田博騎手)
「スムーズに行けなかったよ。他が速く、被せられてしまった。最後まで止まっていないし、展開次第で巻き返せる」

9着 マイネグレヴィル(石橋脩騎手)
「前走は輸送後の馬房でイライラしたのが敗因。きょうは我慢が利きました。厳しい競馬となりましたが、内容は悪くないですよ」

10着 ルナ(後藤騎手)
「久々だから、次につながる競馬をしようと思った。使っていけば変わるよ」

12着 フィロパトール(津村騎手)
「いいポジションでしたが、終いが案外。こんな馬ではないのですが」

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レッドレイヴン
(牡4、美浦・藤沢和厩舎)
父:Smart Strike
母:Wonder Again
母父:Silver Hawk
通算成績:14戦5勝

レッドレイヴン

レッドレイヴン

レッドレイヴン

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