【有馬記念】女傑ジェンティルドンナ有終の美!G1・7勝目

12月28日(日)、4回中山8日目10Rで第59回 有馬記念(G1)(芝2500m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の4番人気・ジェンティルドンナ(牝5、栗東・石坂厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:35.3(良)。

2着には3/4馬身差で9番人気・トゥザワールド(牡3、栗東・池江寿厩舎)、3着にはハナ差で1番人気・ゴールドシップ(牡5、栗東・須貝尚厩舎)が続いて入線した。

押してハナを主張したヴィルシーナがレースを引っ張り、エピファネイアが単独の2番手。ジェンティルドンナ、トーセンラーが並んで3番手を追走する中、ゴールドシップは中団の外々から。ジャスタウェイはさらに後方でジッと待機。ゆったりとしたペースでレースが展開した。
2周目3コーナーを過ぎて各馬がスパートを開始し、直線入り口でエピファネイアが先頭に立ったものの残り100mで失速。代わって先頭に踊り出たジェンティルドンナが、大接戦の2番手争いを尻目にゴールを駆け抜けた。2着争いは道中5~6番手の内で進めたトゥザワールドが食い込み波乱の決着。3着以下にゴールドシップ、ジャスタウェイ、エピファネイアと上位人気3頭が続いた。

勝ったジェンティルドンナは7つ目のG1タイトルを獲得。今秋の最大目標としていたジャパンC3連覇を逃し、陣営は即座に有馬記念参戦を決断。キャリア19戦目、ラストランにして初の中山見参で、自身の花道を美しく飾る走りを見せた。11万人超の観衆に大きな衝撃と感動を残し、女傑はターフを去ることとなる。

馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「貴婦人(伊)」。

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ジェンティルドンナ
(牝5、栗東・石坂厩舎)
父:ディープインパクト
母:ドナブリーニ
母父:Bertolini
通算成績:19戦10勝
G1勝利:
14年有馬記念(G1)
14年ドバイシーマクラシック(G1)
12~13年ジャパンC(G1)
12年秋華賞(G1)
12年優駿牝馬(G1)
12年桜花賞(G1)

ジェンティルドンナ

ジェンティルドンナ

ジェンティルドンナ

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