【東京大賞典】連覇達成!ホッコータルマエが暮れのダート王に

12月29日(月)、大井競馬場で行われた交流重賞・第60回 東京大賞典(G1)(3歳上 定量 指定 1着賞金:7000万円 ダート2000m)は、幸英明騎手騎乗の1番人気・ホッコータルマエ(牡5、栗東・西浦厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:03.3(重)。

2着には4馬身差で2番人気・コパノリッキー(牡4、栗東・村山厩舎)、3着には1馬身半差で8番人気・サミットストーン(牡6、船橋・矢野義厩舎)が続いた。

絶好のスタートを切ったホッコータルマエは2番手につけ、ハナに立ったコパノリッキーを見るかたちで道中を進める。その横につけたのはソイフィット。3コーナー手前ではロイヤルクレストが外から猛然と駆け上がり、先頭に迫る。先行集団は固まったまま4コーナーを通過。直線に入ると、コパノリッキーとホッコータルマエの一騎打ちに。しかし、手応え十分のホッコータルマエに対し、終始マークされていたコパノリッキーの脚色は芳しくない。終わってみれば、4馬身差をつけるホッコータルマエの快勝となった。コパノリッキーは何とか2着を確保。3着にはサミットストーンが入り、地方馬の意地を見せた。

勝ったホッコータルマエは7日に行われたチャンピオンズCに続くG1連勝で、さらにアジュディミツオー、スマートファルコンに続く史上3頭目となる東京大賞典連覇を達成。春のドバイ遠征で調子を崩し、帰国初戦となったJBCクラシックでもコパノリッキーに水を空けられる4着と、らしくない競馬が続いたが、厩舎の懸命な立て直しで調子を取り戻し、前走のチャンピオンズCで中央G1初制覇。今回はJBCクラシックで完敗を喫したコパノリッキーに格の違いを見せつけて、砂の王者が完全復活を果たした。
馬主は矢部道晃氏、生産者は浦河町の市川フアーム。馬名の意味由来は「冠名+樽前山より」。

【幸英明騎手のコメント】
「本当に強くて、凄い馬です。ゲート次第で逃げることも考えていました。コパノリッキーも良いスタートでハナへ行ったので、それを見ながらの形になりました。抜群の手応えで直線を向いた時は、勝てると思いました。(G1・9勝の国内記録を)超える力があると思いますし、これからも頑張って行きたいです。今日は1番人気に推して頂いて有り難うございました」

ホッコータルマエ
(牡5、栗東・西浦厩舎)
父:キングカメハメハ
母:マダムチェロキー
母父:Cherokee Run
通算成績:28戦14勝
G1勝利:
13~14年東京大賞典(G1)
14年チャンピオンズC(G1)
14年川崎記念(Jpn1)
13年JBCクラシック(Jpn1)
13年帝王賞(Jpn1)
13年かしわ記念(Jpn1)

ホッコータルマエ

ホッコータルマエ

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