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【JRA賞】年度代表馬はジェンティルドンナ!2度目の選出!
2015/1/6(火)
1月6日(火)、「『2014年度 JRA賞』受賞馬選考委員会」が行われ、記者投票の結果に基づき年度代表馬、競走馬各部門の受賞馬が決定。ジェンティルドンナが231票(満票は285票)の支持を受け、年度代表馬に選出された。同じく国内外でG1を2勝していたジャスタウェイは51票で次点。最優秀4歳以上牡馬に選出された。稀代の名牝が新たな歴史を再び刻んだ。引退レースとして臨んだ有馬記念を制し、G1通算7勝、歴代競走馬賞金ランキング2位に登りつめたジェンティルドンナが、牝馬としてはウオッカ以来、2度目の年度代表馬に輝いた。
ドバイシーマクラシックでは外国馬のしつようなマークを跳ね除ける圧巻の走りで、前年2着のリベンジに成功。秋も休み明け初戦の天皇賞で2着に入り、大目標のジャパンC3連覇へ順風満帆と思われたが、まさかの4着敗退。限界説も囁かれ、初の中山コース、苦手とされた右回りであることにもかかわらず、陣営は有馬記念参戦を決断した。
「有馬記念を使うにあたり、初めての中山や右回り等いろいろ話もありましたが、こういうことをものともせず、最後で勝てたことがインパクトも大きく良かったと思います」と石坂正調教師は振り返るが、不安要素を覆しての有終V。グランプリ制覇が選出の大きな決め手となったことは違いない。
現在はすでに北海道苫小牧市のノーザンファーム空港牧場に移動。繁殖入りへの準備が進められているが、初年度はキングカメハメハかハービンジャーとの交配が予定されている。長きにわたり性別の枠を超えた走りを続け、現役最後まで華麗に走りぬいた女傑は、新たな称号を手に第2の馬生へと歩みだしている。
なお、表彰式は1月26日(月)、都内のホテルで行われる。競走馬各部門の受賞馬は以下のとおり。
・年度代表馬/最優秀4歳以上牝馬 ジェンティルドンナ
・最優秀2歳牡馬 ダノンプラチナ
・最優秀2歳牝馬 ショウナンアデラ
・最優秀3歳牡馬 イスラボニータ
・最優秀3歳牝馬 ハープスター
・最優秀4歳以上牡馬 ジャスタウェイ
・最優秀短距離馬 スノードラゴン
・最優秀ダートホース ホッコータルマエ
・最優秀障害馬 アポロマーベリック
ジェンティルドンナの関係者コメントは以下のとおり。
【馬主 (有)サンデーレーシング 代表 吉田俊介氏のコメント】
「年度代表馬に選出いただき、大変光栄に思います。昨年のジェンティルドンナは春にドバイシーマクラシック(G1)に優勝、また引退レースだった有馬記念(G1)で強豪を抑えて見事に有終の美を飾ってくれました。3年以上にわたった競走生活を無事に終えることができ、最後にまたこのような賞をいただき、ありがとうございました」
【石坂正調教師のコメント】
「受賞は1年を通じた活躍が評価されたと思います。春にドバイシーマクラシックを勝った後、秋2戦は東京で勝てませんでしたが、有馬記念を使うにあたり、初めての中山や右回り等いろいろ話もありましたが、こういうことをものともせず、最後の有馬記念で勝てたことがインパクトも大きく良かったと思います。最後まで応援していただいたファンの皆様に感謝します」
【戸崎圭太騎手のコメント】
「引退の年に年度代表馬になれたことを光栄に思いますし、その馬に乗れたことを幸せに感じます。引退はしますが、繁殖ということで良い仔が出てくれると思うので、応援してもらいたいですし、自分もまたその仔に乗りたいと思います」





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