南関東の無事是名馬 13歳のマズルブラストが引退

南関東で重賞5勝をマークしたマズルブラスト(牡13、船橋・川島一厩舎)が、現役を引退することが決定した。

マズルブラストはボンネビルレコード、シーチャリオットらと同世代にあたる2004年に、船橋の川島正行厩舎からデビュー。
羽田盃、東京ダービーではいずれも3着と、南関東クラシックでも上位争いを演じたが、4歳時の東京記念で重賞初制覇。その後も大井記念を2勝、金盃など、長丁場を中心に好成績を残した。
南関東競馬では高齢馬への出走制限がある中、10歳を超えた大ベテランとなってからも、一線級で活躍。12歳時の昨年、隅田川オープンが最後の勝ち星となり、先日の隅田川オープンがラストランとなった。同馬の功績を讃え、4月13日(月)からの船橋開催では引退式も行われる予定となっている。

馬主は吉田照哉氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「父の名から連想」。

マズルブラスト
(牡13、船橋・川島一厩舎)
父:ホワイトマズル
母:セーヌリバー
母父:ノーリユート
通算成績:75戦17勝
重賞勝利:
11、07年大井記念(S2)
06年東京記念(G2)
10年金盃(S2)
10年報知オールスターC(S3)

マズルブラスト