【高松宮記念】ミッキーアイル「いい手応えで本番にいける」

25日、高松宮記念(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。ミッキーアイル(牡4、栗東・音無厩舎)は浜中俊騎手が騎乗してCWコースを3頭併せ。終始楽な手応えのまま6F85.8-68.2-53.1-39.3-12.2秒で最先着を果たした。

既に先週の時点で仕上がっているということから、今週はオーバーワークにならないよう坂路ではなく、CWコースへ。コース入り直後はエキサイトする場面もあったが、3頭併せの外をゆったりとしたペースで追走すると、スムーズなフットワークでペースアップ。ラストは内の2頭を楽に従えた。

前走から取り組む差す競馬で挑むスプリント王決定戦。持ち味の圧倒的なスピードを直線まで温存できればこれほど心強い武器はない。鞍上は「逃げた競馬で連勝を重ねていった馬ですけども、古馬になってから控える競馬で、また新しい一面を見せて、馬自身も成長しながらレース出来ています。精神的な折り合いという成長が今あると思いますね」と愛馬の進化に確かな手応えを掴んでいる。3歳マイル王から新たにスプリント王の称号を得る時はすぐそこまで来ている。



3月29日(日)に行われる高松宮記念(G1)の最終追い切りが、栗東トレセンにて行われた。
ミッキーアイルに騎乗する浜中俊騎手の一問一答は以下の通り。

●阪急杯の内容に手応えアリ

-:まずは最終追い切りの感触というのはいかがだったでしょうか?

浜中俊騎手:前に2頭を置いて折り合い重視の調教だったのですが、しっかりメニュー通りこなしてくれたと思います。

-:この中間だけではなく、控える形での調教をされてきましたが、ジョッキー自身の手応えというのはどうでしょう?

浜:前走の阪急杯で思った以上に上手に走ってくれたので、この中間もさらに折り合いを付ける調教というのは充実した内容でこなしています。いい手応えで本番にいけると思います。

ミッキーアイル

ミッキーアイル

終いの脚を生かして最先着。本番での爆発が楽しみだ。


-:デビュー当初からほとんど騎乗されていますが、馬の成長はどんなところにあると感じますか?

浜:逃げた競馬で連勝を重ねていった馬ですけども、古馬になってから控える競馬で、また新しい一面を見せて、馬自身も成長しながらレース出来ています。精神的な折り合いという成長が今あると思いますね。

-:今週、高松宮記念を迎えます。ミッキーアイルにとっては初めての1200m戦、そのあたりはプラスになりそうですか?

浜:可能性を感じるので、この千二の距離を使うことになったわけなので、非常に期待を持って臨めると思います。

-:それからもう1つ、中京競馬場もミッキーアイルにとっては初めてかと思いますが、その点はどうでしょう?

浜:今までも左回り自体は東京で2回走っていますので、中京に替わっても問題はないと思っています。

-:今の中京競馬場は随分時計も掛かっている、そんな感じにも思いますが、浜中騎手はどのように感じていますか?

浜:天候だけ、週末はいい天気で、良馬場でやれれば大丈夫だと思います。

-:あとは枠の内、外はどうですか?

浜:内枠がいいですね。

-:メンバー構成をご覧になって、どのようなレース展開を予想されますか?

浜:素晴らしいメンバーが揃っていますし、中でも先行力のある馬が目に付くので、ミッキーアイルにとっては競馬がしやすいんじゃないかなと。いいイメージを作りながら競馬にいけると思います。

-:それでは高松宮記念に向けて、改めて意気込みを聞かせてもらえますか?

浜:ミッキーアイルにとっても、また新たな距離で、もう1度G1をこの馬と一緒に勝ちたいと思っていますし、いいレースが出来る準備は整ったので、当日たくさん応援していただければありがたいです。

浜中俊騎手

「いいレースが出来る準備は整った」と自信を見せる浜中俊騎手