【皐月賞】1週前 キタサンブラック「いい状態で競馬に」

8日、皐月賞(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。スプリングSを勝って3戦無敗で本番に臨むキタサンブラック(牡3、栗東・清水久厩舎)は初コンビとなる浜中俊騎手を背にCWコースで古馬1000万クラスのビップレボルシオンと併せ馬を行い、終い気合を入れられると6F83.8-67.5-53.3-39.7-12.1秒をマーク。2馬身近く先着を果たした。

「追い切りは浜中ジョッキーを乗せてやりました。『乗りやすい』と言ってくれましたよ」と清水久詞調教師は経緯を説明。ここ2戦の手綱をとっていた北村宏司騎手が騎乗停止となり、急遽、浜中騎手へ乗り替わりとなったが、人馬の呼吸はピッタリで、中間も好ムードを保っている。

スプリングSでは2歳王者ダノンプラチナ、大器と評判のリアルスティールを振り切っての重賞V。「3連勝で臨みますが、今度はマークも厳しくなるでしょうからね」と他馬を警戒するも、自身の仕上がりは順調そのもの。「いい状態で競馬に持っていけるよう調整していきます」とトーンは明るい。無敗馬3頭がぶつかる桜花賞も楽しみだが、この無敗馬が皐月賞でどんな走りを見せるかも興味深いところだ。