完全開花へ!サトノアラジン悠々差し切り勝ち…モンゴル大統領賞

5月23日(土)、2回東京9日目11Rでモンゴル大統領賞(芝1800m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の1番人気・サトノアラジン(牡4、栗東・池江寿厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:44.7(良)。

2着には1馬身3/4差で13番人気・フェスティヴタロー(牡6、美浦・天間厩舎)、3着にはハナ差で11番人気・ヒラボクディープ(牡5、美浦・国枝厩舎)が続いて入線した。

スタートを決めたグランデスバルの外からフェスティブタローがハナを主張。続いて、ダイシンサンダー、その後ろにゲシュタルト、ヒュウマが並ぶ。1番人気に推されたサトノアラジンはシンガリから2頭目でレースは流れていく。
4コーナーを曲がって先団は抜群の手応えを残したまま坂へ。残り200m地点から1頭、別次元の脚を使って外側からサトノアラジンが悠々と差し切り勝利。逃げたフェスティブタローはハナ差粘って2着を確保。3着に上手くインコースからヒラボクディープが抜け出し、13番人気&11番人気による波乱のレースを演出した。

勝ったサトノアラジンは全姉に'14エリザベス女王杯を制したラキシス。そしてPOG'15-'16でも大注目の全弟サトノケンシロウという今大注目の父ディープインパクト×母父Storm Catという血統背景。デビュー時からクラシック戦線での活躍を期待され、重賞でも上位人気に推されながらも出世が遅れていた。ここにきてルメール騎手とのコンビで連勝でのオープン初勝利。この勢いのまま重賞戦線へ、姉に劣らぬ活躍にますます期待が高まるところ。

馬主は里見治氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+人名より」。

1着 サトノアラジン(C.ルメール騎手)
「外枠だったし馬も行こうとせず、後方の位置取りになった。ペースはちょうど良かったよ。前走より200m延びて馬はリラックスしていた。直線に向いたときには勝てると思ったね。内外に馬がいてインを突く形になったけど、前にスペースがあって追ってからの反応はすごく良かった。強い馬だしグッドレース。この馬に重要なのはポジションではなく、馬の後ろでいかにリラックスできるかに尽きるよ。重賞でも楽しみな器だね」

2着 フェスティヴタロー(田中勝騎手)
「決め手勝負は辛いタイプだけど今日はスッと行けた。道中もいいリズムだったよ。よく頑張ってくれた」

3着 ヒラボクディープ(柴山騎手)
「道中はかかり気味だったのに、直線は馬群を縫ってしっかり伸びました。力はありますし、これがキッカケになれば」

4着 マイネルミラノ(柴田大騎手)
「直線で内の馬にぶつかったので外へ持ち出しました。追い出して物見をしたのかフワッとして、突っ張って走っていましたよ。控える形でも走れるはずですし、脚はありました。このメンバーでも力は上。ただ、気性に課題が残りますね」

5着 ロサギガンティア(柴田善騎手)
「能力で上位にきたといっても、物足りなさが残る。チョコチョコ走る感じで、良い時と比べて身のこなしがひと息だった」

6着 エックスマーク(蛯名騎手)
「この馬には時計が速すぎる。頑張っているんだけどね」

12着 アルバタックス(武豊騎手)
「3コーナーでかかってしまったからね。終いの脚に影響した」

モンゴル大統領賞の結果・払戻金はコチラ⇒

サトノアラジン
(牡4、栗東・池江寿厩舎)
父:ディープインパクト
母:マジックストーム
母父:Storm Cat
通算成績:13戦5勝

サトノアラジン

サトノアラジン

サトノアラジン

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