【3回阪神】マイネルボールド…小平奈由木の注目新馬レポート

マイネルボールド
(牡2、栗東・田所秀厩舎)
父:ディープスカイ
母:ウエスタンアイル
母父:Gone West

アグネスタキオンの後継であり、NHKマイルC、ダービーの変則2冠を達成したディープスカイが父。いまのところ目立った活躍馬を送り出せず、種付け頭数も減少の一途を辿っているが、現3歳ではスピリッツミノルがクラシック出走を果たした。

母ウエスタンアイル(その父ゴーンウエスト)はアメリカで1勝したのみだが、アルゼンチンの名馬がずらりと並ぶ名牝系。祖母ミスリンダが亜G1・亜オークスやG2・ルイスMカンポス将軍賞を制した後、ダート9ハロンの米G1・スピンスターSも手中に収めている。ラフィアンターフマンクラブにラインナップ。募集総額は1600万円だった。
ビッグレッドファーム明和でスムーズに基礎固めされ、5月8日、トレセンに移動。2度目のチャレンジで20日のゲート試験をパスした。ここまで本格的な追い切りは先週の1本だけだが、軽快な動きが目を引く。前向きな気性であり、中身もしっかりできている。

6月6日(土)、阪神の芝1600mに、柴田未崎騎手で向かう予定。


小平 奈由木(こだいら なゆき)

早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。

月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。

マイネルボールド

3日、柴田未崎騎手が騎乗して追い切るマイネルボールド


マイネルボールド