メドウラークが4連勝 重賞戦線に名乗り…ジューンS

6月20日(土)、3回東京5日目11RでジューンS(芝2000m)が行なわれ、田中勝春騎手騎乗の2番人気・メドウラーク(牡4、栗東・橋田厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:00.2(良)。

2着には1馬身1/4差で4番人気・レッドルーファス(牡5、美浦・藤沢和厩舎)、3着にはハナ差で6番人気・アウォーディー(牡5、栗東・松永幹厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたラングレー(牡4、栗東・矢作厩舎)は7着に敗れた。

好スタートからハナを奪ったのはコスモユッカだが、押しても行き脚はつかず、セキショウとロジメジャーが競る。しかし、最終的にはコスモユッカが前に行き、番手にセキショウと続く。1番人気ラングレーは後方からの競馬。
直線に向くと、番手の2頭ロジメジャーとセキショウが抜け出す。スローペースに乗じて、後方の馬が一気に押し寄せる。その中でも、一際違いを見せたメドウラークが馬群の中から抜け出し優勝。その外を回ってきた、レッドルーファスがすがり付き、内で競馬したアウォーディーが粘り3着。

勝ったメドウラークは怒涛の4連勝。デビューは3歳の2月と遅めで、未勝利も勝ち切るまでに時間を要してしまったが、ここに来て充実一途。クラス再編成を挟んで再度の1600万下戦を難なく突破と、オープンクラスでも期待を抱かせる走りをみせている。

馬主は吉田勝己氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「マキバドリ」。

1着 メドウラーク(田中勝騎手)
「強いですね。素直で乗りやすいです。いつもより後ろだったのでどうかと思っていましたが、ちょうど良いところがあいてくれましたし、走る馬はどこからでも伸びますね」

2着 レッドルーファス(柴田善騎手)
「稽古で乗ったときからトモの感じがまだまだかと思っていましたが、今日も同じような感じでした。それでも前走のときと比べると良かったですよ。そういうところがあるので、直線で追い出してからも体が浮き上がるような感じになりました。だいぶこの馬のことが分かってきましたし、良い方向に向いていると思います」

3着 アウォーディー(石橋脩騎手)
「前走でスタートを出してくれていたこともあってか、今日もスッと出てくれたのでムリに抑えずあの位置から競馬をしました。あの形になると外から被されたくはなかったので、ラングレーがきたときに上がっていきました。周りに馬がいないと本気で走らないのか、前に行かれると差し返したり相手なりに走ります。勝ち馬と併せるような形になれば更にやれたかもしれませんが、離れたところからスッと行かれてしまいましたからね。個性があって面白い馬です」

4着 ライズトゥフェイム(石川騎手)
「今日は力のあるメンバーが揃っていましたし、器用な走りが出来る馬なので最初から内を狙って競馬をしようと思っていました。前があいてからの伸びは凄かったですよ。中間の稽古で乗せてもらっていて状態の良さは分かっていましたし、返し馬の雰囲気も良かったので一発狙っていましたが…。力は通用しますし、小回りなら更に良さそうです」

5着 シャドウパーティー(内田博騎手)
「この馬の競馬は出来ました。緩い馬場も気にしていませんでしたし、よく頑張っていますよ」

7着 ラングレー(北村宏騎手)
「馬の状態は良さそうでした。良馬場発表でしたが、まだ馬場が掘れそうな感じでしたし緩い馬場では苦労しそうだったので、途中でペースが遅くなったときにポジションを押し上げて上がりをカバーするイメージで乗りました。手応えはありましたが、追い出してから頭を下げてしまって伸びがもうひとつでした。硬い馬場の方が良さそうです」

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メドウラーク
(牡4、栗東・橋田厩舎)
父:タニノギムレット
母:アゲヒバリ
母父:クロフネ
通算成績:12戦5勝

メドウラーク

メドウラーク

メドウラーク

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