【ジャパンC】壮絶な叩き合いを制したのはショウナンパンドラ!

11月29日(日)、5回東京9日目11Rで第35回ジャパンC(G1)(芝2400m)が行なわれ、池添謙一騎手騎乗の4番人気・ショウナンパンドラ(牝4、栗東・高野厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:24.7(良)。

2着にはクビ差で7番人気・ラストインパクト(牡5、栗東・松田博厩舎)、3着にはクビ差で1番人気・ラブリーデイ(牡5、栗東・池江寿厩舎)が続いて入線した。

スタートが心配されたゴールドシップもマズマズのスタート。先手を取ったのはカレンミロティックで、1コーナーでは先団がややゴチャつきながら向こう正面へ。2番手を進むのはアドマイヤデウス、以下、イトウ、ワンアンドオンリー、イラプトと続き、ラブリーデイは好位の6番手。ショウナンパンドラ、ミッキークイーンはちょうど中団、ラストインパクトは集団後ろのインでジックリと脚を溜め、ゴールドシップは後方2番手。最後方はショウナンバッハでレースは縦長の展開。
カレンミロティックが後続に5馬身ほど差を付けて4コーナーを回り、ゴールドシップも大外から一気にポジションを上げて直線へ。残り300mでカレンミロティックを交わして先頭に立ったのはラブリーデイ。最内を突いたラストインパクト、馬群を割ってきたショウナンパンドラの3頭が並んでラスト100m。壮絶な叩き合いを制したのは秋の天皇賞4着のショウナンパンドラで、牡馬をねじ伏せて2つ目のG1タイトルを手に入れた。

勝ったショウナンパンドラは昨年の秋華賞に続く2つ目のG1制覇。春の宝塚記念で3着に入って復調を示すと、秋はオールカマーを快勝。牡馬顔負けの末脚をこの大一番でも発揮し、鮮やかな差し切り勝ちを決めた。
池添謙一騎手はジャパンC初勝利。オルフェーヴルに騎乗してジェンティルドンナに敗れた悔しさを牝馬のショウナンパンドラで晴らして見せた。
馬主は国本哲秀氏、生産者は白老町の(有)社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味由来は「冠名+神から全ての贈り物を与えられた女(ギリシャ語)」。

【池添謙一騎手のコメント】
「陣営が最高の状態に仕上げてくれたので、僕はしっかり乗るだけでした。天皇賞と同じ馬番で、競馬の神様に試されているような気がしてレースに臨みました。馬が成長して、体質が強くなって充実しています。ラブリーデイには宝塚記念、天皇賞と負けていたので、今日は交わしてくれ!と思いながら乗りました。G1自体、久々で、勝つのが久しぶりです。勝てて最高です」

【プレゼンターを務めた、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手のコメント】
「本日はこのような素晴らしいレースのプレゼンターを務めさせていただき、ありがとうございます。競馬を生で観戦したのは初めてで、レース発走前の競馬ファンの大歓声には非常に驚いたとともに、感動もしました。本日はありがとうございました」

【ロンジン賞のプレゼンターを務めたアンドレ・アガシさんのコメント】
「日本の競馬を初めて観戦しましたが、非常に興奮しました。日本のファンの洗練された姿にとても感銘を受けました」

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ショウナンパンドラ
(牝4、栗東・高野厩舎)
父:ディープインパクト
母:キューティゴールド
母父:フレンチデピュティ
通算成績:16戦5勝
重賞勝利:
15年ジャパンC(G1)
14年秋華賞(G1)
15年オールカマー(G2)

ショウナンパンドラ

ショウナンパンドラ

ショウナンパンドラ

ショウナンパンドラ

ショウナンパンドラ


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