【中山記念】転厩初戦ラストインパクト&フルーキー 強力2騎で挑む角居勢

24日、日曜中山11レース・中山記念(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

今週いっぱいで定年となる松田博資厩舎からの一足早い転厩初戦で、前走、有馬記念12着のラストインパクト(牡6、栗東・角居厩舎)は、同じく中山記念に出走する前走、中山金杯3着のフルーキー(牡6、栗東・角居厩舎)と併せ馬。ともに助手が手綱をとり、ラストインパクトが0.6秒追走する形でスタート。終い馬体を併せると、両馬とも馬なりで同入フィニッシュ。タイムはラストインパクトが6F87.1-69.7-53.3-38.2-12.0秒、フルーキーが6F87.7-69.9-53.6-38.4-12.0秒を計時した。

ラストインパクトについて、前川調教助手は「しまいを仕掛ける感じで。併せたフルーキーは攻め駆けするタイプ。よく食らいついていましたよ。先週の追い切りから段々とピリッとした面も出てきてる。転厩初戦で手探りですが、うまく仕上がってきたと思います」と合格点のジャッジ。

一方のフルーキーについては「ひと追い毎に気持ちも乗ってきたし、調教に跨った助手も〝凄く良かった〟と。こちらも態勢は整っています。前走は前が止まらない展開でしたからね。でも、あれで中距離もこなせるのもはっきりしました。うまく流れに乗って運びたい」とコメント。強力2騎で一発を狙う。