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本番へ手応え掴んだ3着クエスト池添「もう一段階上げていけそう」
2016/3/20(日)
●3月20日(日) 2回中山7日目11R 第65回スプリングS(G2)(芝1800m)マカヒキ、リオンディーズ、サトノダイヤモンド…。近年屈指のハイレベルと言われている今年の牡馬クラシック戦線。暮れのホープフルS2着で連勝は途切れてしまったものの、新潟2歳Sの勝ちっぷりから、1番人気に支持されたロードクエスト(牡3、美浦・小島茂厩舎)だったが、結果は勝ったマウントロブソンからクビ+クビ差の3着。何とも歯がゆいトライアルとなってしまった。
今回からコンビを組むことになった池添謙一騎手は「初めて乗る馬なので、どれくらいのスタートかなと乗りましたが、この馬なりには出てくれたのかな。その後は馬の感じを見つつの競馬でしたが、折り合いは大丈夫でした」と調教とは違う、実戦でのファーストコンタクトを振り返る。
道中はドレッドノータスを見ながら、後方2番手をジックリと追走。残り600mから徐々にペースを上げ、4コーナーは大外を選択。「馬場は外が緩くて、内が乾いているような状態。トライアルですし、内に突っ込んでも良かったのですが、外を選択しました。コーナー、コーナーでモタれる感じがありましたね。それでも仕掛けてからはスッと反応してくれて、捕らえられると思いましたが、届きませんでした」と僅差の3着に悔しさを滲ませた。
もっとも、今回は本番を前にしたトライアル。「今回は返し馬の段階から休み明けの感じもありました。使ったことで、もう一段階上げていけそうですし、間隔も詰めて使えますからね。(本番でのポジション?)考えたいと思います。過去にも良い馬に乗せてもらって、それらにも瞬発力はヒケを取らないモノがありますね」と皐月賞へ前を向いた池添騎手。オルフェーヴル、デュランダル、スイープトウショウといった切れ者にも騎乗した名手がトライアルで得た強力な武器をどう繰り出すか。4月17日が何とも楽しみになってきた。
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