【かしわ記念】コパノリッキーが好位から危なげなく突き抜けG1・6勝目

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5月5日(木)、船橋競馬場で行われた交流重賞・第28回 かしわ記念(Jpn1)(4歳上 定量 1着賞金：6000万円 ダート1600m)は、武豊騎手騎乗の3番人気・コパノリッキー(牡6、栗東・村山厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:39.2(稍重)。

2着には3馬身差で6番人気・ソルテ(牡6、大井・寺田新厩舎)、3着には1馬身半差で5番人気・ベストウォーリア(牡6、栗東・石坂厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたモーニン(牡4、栗東・石坂厩舎)は8着に敗れた。

豪華なメンバーが揃った一戦。抜群のスタートでハナを切ったのは大井のソルテ。内からコパノリッキーが番手につけ、モーニン、タイムズアロー、ハッピースプリントが続く。人気を分け合ったノンコノユメはその後に位置し、その内にサウンドトゥルーで向こう正面へ。馬群に大きな変化はなく、ソルテが先頭のまま直線へ。
抜け出しのタイミングを窺っていたコパノリッキーが、武豊騎手の合図に素早く応え先頭へ。ソルテは交わされたものの渋太く粘りある走りで追いすがる。その後ろからベストウォーリア、サウンドトゥルーが迫り、更に後方からノンコノユメが脚を伸ばす。しかし、後続の追撃を尻目に、先頭のコパノリッキーは危なげない走りでゴール板を駆け抜けた。
尚、2着のソルテは6月29日(水)に大井競馬場で行われる帝王賞(Jpn1)の優先出走権が与えられる。

勝ったコパノリッキーはかしわ記念2戦2勝と抜群の相性。これで、G1・6勝目を飾った。ここ3走は厳しいマークもあり、思うような結果に恵まれなかったが、日曜日に天皇賞を制して波にのる鞍上に導かれて、半年ぶりの勝利を決めた。
馬主は小林祥晃氏、生産者は日高町のヤナガワ牧場。馬名の意味由来は「冠名+人名より」。

【武豊騎手のコメント】
「スタートの出が悪かったのですが、うまく2番手取れて、あとは馬が落ち着いて走ってくれました。淀みのないペースだったのですが、馬がすごくいい感じで走ってくれて、最終コーナーで手応えがあったので、押しきれるかなと思いました。ここ３走が彼らしい走りが出来なくて、今回ｊこそはと思っていたので、本当によかったです。明後日のケンタッキーダービーも頑張ってきます。今日はコパノリッキーといいレースが出来て、みなさんの期待に応える事が出来て嬉しいです。今後もよろしくお願いします」

コパノリッキー
(牡6、栗東・村山厩舎)
父：ゴールドアリュール
母：コパノニキータ
母父：ティンバーカントリー
通算成績：22戦11勝
重賞勝利：
14年、16年かしわ記念(Jpn1)
14年、15年JBCクラシック(Jpn1)
14年～15年フェブラリーS(G1)
15年東海S(G2)
13年兵庫CS(Jpn2)

コパノリッキー

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