【安田記念】マイル王モーリス、ドバイ制覇リアルスティールなどが登録!

モーリス

今季国内初戦となるモーリス 実力は世界一だ

6月5日(日)に東京競馬場で行われる第66回 安田記念(G1)(3歳上 混合 定量 国際 指定 芝1600m)の特別登録馬が発表された。

なんといっても注目は今季国内初戦になるモーリス。前走のチャンピオンズマイルでは並み居る世界の名マイラーを子ども扱いする内容で撃破。昨年の香港マイルに続いてアジアのマイル界を完全制覇した。今回は凱旋レースとなるが、国内にはその座を揺るがす確たる存在がいないのも事実。昨年からのG1タイトル4連勝含む7連勝中の勢いはそう簡単には止められないだろう。「世界のモーリス」の実力はまさに今がピークと言った感じだ。

リアルスティールも同じく海外からの凱旋レースになる。前走ドバイターフでは管理する矢作調教師にとって悲願の海外G1勝利。この馬にとっても初G1をドバイの地であげる快挙だった。3歳時はドゥラメンテ、キタサンブラックらとクラシックを争ったが、無冠に終わった同馬。前述2頭のその後の活躍を見ても、リアルスティールの実力が現役トップクラスなのは明白。国内初G1制覇に向けて戻ってきた主戦の福永騎手も意気込んでいるはずだ。

それらを迎え撃つ国内組の筆頭には、京王杯SCで初重賞制覇を飾ったサトノアラジンが挙げられる。もともと能力は高く評価されていた馬。かかる気性などもあってなかなかタイトルを獲れずにいたが、初めての1400m戦だった前走は一皮むけた末脚を披露してくれた。ここでも前回レベルの末脚を見せることが出来れば、前走海外組に一泡吹かせても不思議ではないか。

さらには香港からコンテントメントが参戦を予定している。チャンピオンズマイルではモーリスの2着に入った。今年の2月には香港でG1勝利も挙げている。ここ数年は外国馬が馬券に絡んではいないのだが、香港馬は過去にサイレントウィットネスやブリッシュラックが勝利するなど相性の良いレース。香港馬はマイル以下の距離で世界一の層の厚さを誇るため、軽視してはいけない存在だ。

さらには一昨年の皐月賞馬イスラボニータ。ここ最近は本来の力が出せていないが、東京のマイルという舞台はこの馬にとってベストに近い条件。復活があっても。
重賞未勝利ながら、いつも上位に顔を覗かせるフィエロもまだ衰えた感じではない。相手は強いが、大崩れはなさそう。

海外遠征帰りの2頭のぶつかり合い、といった様相だが、それらを彩る伏兵陣も個性豊かなメンバーが揃った。世界のモーリスか、それともリアルスティールか。はたまた国内組か。1分半のドラマの結末はいかに。特別登録馬は以下の通り。


【優先出走権】
サトノアラジン 58 川田

【収得賞金順】
モーリス 58 Tベリー
リアルスティール 58 福永
ディサイファ 58 武豊
ダノンシャーク 58 岩田
フィエロ 58 ルメール
ロサギガンティア 58 Mデムーロ
レッドアリオン 58 川須
クラレント 58 小牧太
ロゴタイプ 58 田辺
メイショウマンボ 56 武幸

マジックタイム 56 ◯◯
ダノンプラチナ 58 ◯◯
イスラボニータ 58 蛯名
サトノギャラント 58 ◯◯

【外国馬】
コンテントメント 58 プレブル


※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。

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