【アイビスSD】快速牝馬ベルカントがハナ差の激闘を制して連覇達成!

ベルカント

7月31日(日)、2回新潟2日目11Rで第16回アイビスサマーD(G3)(芝1000m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の1番人気・ベルカント(牝5、栗東・角田厩舎)が優勝。勝ちタイムは0:54.1(良)。

2着にはアタマ差で2番人気・ネロ(牡5、栗東・森厩舎)、3着には11/4馬身差で3番人気・プリンセスムーン(牝6、栗東・安田隆厩舎)が続いて入線した。

ネロが抜群のスタートを決めてすかさず外ラチ沿いへ。1馬身、2馬身とリードをとる。人気のベルカントも馬なりでスッと2番手へ。プリンセスムーンはそれらを直後で見る形。内からはファンデルワールスの西田騎手が直線半ばで早くも手を動かし始める。
残り200mを切って、まだまだネロが粘るが、内からベルカントが迫ってくる。内か外か、2頭が馬体を合わせてのデッドヒートが続く。ネロが粘り切るかと思われたその刹那、ベルカントが重賞4勝の地力でなんとか交わしたところがゴール板だった。3着にはやや離されたがプリンセスムーンが必死に上位2頭に食らいついた。

勝ったベルカントははこの勝利で重賞5勝目。ドバイ帰りの休み明けだった前走のCBC賞は3着で、積極的にハナを切るも得意としない左回りの影響もあり敗れていた。昨年もこのレースを制しており、連覇は09年のカノヤザクラ以来2頭目。これでサマースプリントシリーズで単独トップに立ち、シリーズ連覇の可能性が高まった。秋にはG1・スプリンターズSで悲願のG1タイトル奪取にも期待したいところだ。
馬主は株式会社ノースヒルズ、生産者は新ひだか町の土居忠吉。馬名の意味由来は「美しい歌(音楽用語)」。

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ベルカント
(牝5、栗東・角田厩舎)
父:サクラバクシンオー
母:セレブラール
母父:ボストンハーバー
通算成績:19戦6勝
重賞勝利:
15・16年アイビスSD(G3)
15年北九州記念(G3)
14年Fレビュー(G2)
13年ファンタジーS(G3)

ベルカント

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