【サウジアラビアRC】ブレスジャーニーがメンバー最速33秒8の末脚で重賞初制覇!

ブレスジャーニー

10月8日(土)、4回東京1日目11Rで第2回サウジアラビアRC(G3)(芝1600m)が行なわれ、柴田善臣騎手騎乗の3番人気・ブレスジャーニー(牡2、美浦・本間厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:34.5(稍重)。

2着には1馬身1/4差で2番人気・ダンビュライト(牡2、栗東・音無厩舎)、3着には3馬身差で1番人気・クライムメジャー(牡2、栗東・池江寿厩舎)が続いて入線した。

レース前にバリンジャーがゲート入りを嫌がったが、なんとか収まって発走。好スタートを切ったのはシャイニードライヴ、サクセスムーン。人気のクライムメジャーは3番手の好位をキープ。ロジムーンは先行集団を前に見る形でインコースを追走し、その外にダンビュライト。2~3馬身開いてブレスジャーニーがいて、最後方にバリンジャー。4コーナーで馬群がギュッと凝縮して府中の長い直線へ。

逃げるサクセスムーンを馬なりで交わしにかかるクライムメジャー。残り400mで追い出され、堂々と先頭に立つ。外から追い込んできたのはダンビュライト。一気に先行集団を飲み込みにかかるが、大外から伸びてきたブレスジャーニーの脚色が良く、まとめて交わして先頭に立つ。懸命にダンビュライトが食い下がるが、最後は手綱を抑える余裕を見せてブレスジャーニーが先頭でゴールを駆け抜けた。2着にダンビュライト、クライムメジャーは離れて3着を確保するのが一杯だった。

勝ったブレスジャーニーは3代母がダイナカールで、近親にエアグルーヴらG1馬が名を連ねる牝系の出身。6月東京の新馬戦で上がり3F32.9秒の末脚を使い3着に入ると、続く未勝利戦もメンバー最速の上がりで勝利し、夏競馬は使わずにここを目標に調整され、大外一気の末脚で初重賞タイトルを手に入れた。管理する本間忍調教師は開業15年目で嬉しい重賞初勝利。オーナーの島川隆哉氏は昨年もこのレースをブレイブスマッシュで制しており、2連覇となった。生産者は新冠町の競優牧場。馬名の意味由来は「旅を祝福する」。

1着 ブレスジャーニー(柴田善騎手)
「道中は馬の後ろで少しガマンさせて脇に出してからゴーサインを出しましたが、反応も良く期待通りの脚を使ってくれました。前半はもう少し行くかと思いましたが、ノンビリ走っていましたね。先を見据えてカリカリさせても良くないと思っていましたし、終いの脚が良いタイプなので直線に向けば大丈夫だろうと思っていました。調教でも上手く折り合いをつけて走れるようになっていますし、競馬でも道中、良い感じで走れますね」

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  • ブレスジャーニー
  • (牡2、美浦・本間厩舎)
  • 父:バトルプラン
  • 母:エルフィンパーク
  • 母父:タニノギムレット
  • 通算成績:3戦2勝
  • 重賞勝利:
  • 16年サウジアラビアロイヤルC(G3)
ブレスジャーニー
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