【チャンピオンズC】アポロケンタッキー 力強く先着「しっかり負荷をかけた」

アポロケンタッキー

30日、チャンピオンズC(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、みやこS1着のアポロケンタッキー(牡4、栗東・山内厩舎)は、レースでも手綱をとる松若風馬騎手を背に坂路へ。前半ゆったりとした入りから徐々にピッチを上げると0.4秒先行した古馬オープンのトウシンイーグルとの差を徐々に詰め、ゴールではクビ差先着。4F53.6-38.4-25.1-12.6秒で最終追い切りを終えた。

「前走で初めての重賞勝ち。今回はさらに相手も強くなるし先週、今週と2週連続の併せ馬でしっかり負荷をかけてきた。けさも馬場状態を考えたら十分な時計だろ。いい状態でレースに送り出すように調整していくよ」と富岡調教助手。中京コースは初めてだが、同じ左回りの東京で3勝を挙げており、スタミナ勝負になれば侮れない1頭だ。

前走、みやこS14着のアスカノロマン(牡5、栗東・川村厩舎)は、CWコースで助手を背に長めを単走で追われて7F99.9-82.8-67.2-53.6-40.4-13.3秒を馬なりでマーク。ソフトな仕上げで大一番に挑む。

今年前半は東海Sで初重賞制覇を飾り、フェブラリーSで3着。その後も平安Sを制してG1獲りへあと一歩のところまで迫りながら、近走は勝ち馬と水を空けられての3連敗と勢いを失っているが、佐藤厩務員は「先週の金曜に長めからしっかりと追ってるからね。けさは馬なりだけど、この時計なら十分じゃないの。前走は数字が示すように馬体が太かった。上積みはあると思うし、中京も2戦2勝。頑張ってくるよ」とコース相性の良さに期待を寄せる。春の走りが戻ればここでアッと言わせる能力は秘めている。

アスカノロマン