【有馬記念】ダイヤモンド更に上向く ルメール「スーパーホースになった」

サトノダイヤモンド

21日、有馬記念(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

菊花賞で悲願のG1タイトルを手に入れたサトノダイヤモンド(牡3、栗東・池江寿厩舎)は、C.ルメール騎手を背にCWで最終追い。濃霧に覆われたため、全体の動きは把握できなかったものの、ゴールでは3歳500万のフォイヤーヴェルクにアタマ差先着した。

里見治オーナーにとって初のG1制覇となった菊花賞。それから2ヶ月余りで香港ヴァーズ、朝日杯FSでG1・2勝と絶好調のサトノ軍団。年末の大一番・有馬記念を制し、新たなチャンピオン誕生となるか。鞍上のルメール騎手も戸崎圭太騎手とのリーディング争いはし烈を極めており、最後の最後までもつれそうだ。


追い切り後、C.ルメール騎手の一問一答は以下の通り。

●菊を制した「最も強い馬」が狙うのは現役最強の座

-:今日はモヤの中での調教となりましたが、動きはいかがだったでしょうか。

C.ルメール騎手:完璧でした。先週の追い切りが強かったので、今日はラクに調教しました。反応が良かったですし、馬のコンディションは良いです。自信があります。楽しみです。

-:菊花賞前も自信アリ、とおっしゃられていましたが、その時と比較してどうでしょうか?

ル:前回よりも良かったです。馬体もスゴく綺麗で、状態は更に上向いていると思います。池江厩舎の方が良い仕事をしてくれました(笑)。

-:前走を振り返っていただきたいのですが、強い内容でしたね。

ル:強かったですね。3000mは走ったことがないのでわからないところが多かったのですが、競馬に行ったら上手に走って、ラクに勝ってくれました。あのレースで、サトノダイヤモンドはスーパーホースになりましたね。

サトノダイヤモンド

-:戦前は「リラックスさせて走らせたい」とおっしゃられていましたが、その辺りはいかがでしたか?

ル:3000mはペースが遅いので、みんな引っ掛かりますけど、この馬はちゃんと息が入りました。なので、4コーナーの反応はすごかったですね。

-:有馬記念は中山芝2500mに舞台を移します。このコースに関してはどうでしょうか。

ル:全然問題ないと思います。ダイヤモンドはここまで色々なレースを経験してきていますし、乗りやすい馬なので、心配はありません。

-:枠順もあるとは思いますが、レースのイメージ・プランは立っていますか?

ル:有馬記念はグランプリで、たくさんスーパーホースがいます。一番強い馬だと思っているキタサンブラックは、とてもスタミナがあって簡単には止まらないので、彼に近いポジションをとって行きたいと思っています。

-:ファン投票では11万票を超えて第2位、非常に人気のある馬です。ファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。

ル:サトノダイヤモンドを応援していただいてありがとうございます。G1は勝ちましたが、有馬記念は一番大切なレースですから、勿論勝ちたいです。日曜日はたくさんのスーパーホースが出ますので、ぜひレースを楽しんでください。よろしくお願いします。