【ドバイターフ】大魔神・佐々木オーナーのヴィブロス差し切りで日本馬連覇!

ヴィブロス

3月26日(日)、アラブ首長国連邦・ドバイのメイダン競馬場でドバイターフ(G1)(北半球産馬4歳上 南半球産馬3歳上 1着賞金:360万米ドル 芝1800m)が行われ、日本からはJ.モレイラ騎手騎乗の5番人気・ヴィブロス(牝4、栗東・友道厩舎)が出走。直線で差し切って海外G1初制覇を飾った。勝ちタイムは1.50.20(稍重)。

道中はインの後方を追走。勝負どころで一旦はインを狙うも、そこから切り返して外へ。進路転換するロスがありながら、手応えよく脚を伸ばすと、前を行く馬を交わしさった。

2着には半馬身差で7番人気・エシェム(牡4、仏・C.フォルラン厩舎)、3着には半馬身差で2番人気・リブチェスター(牡4、仏・R.フェイヒー厩舎)が続いて入線。昨年の覇者・リアルスティール(牡5、栗東・矢作厩舎)は枠順が決定する前に、鼻出血で出走取りやめとなっていた。

勝ったヴィブロスは姉がヴィクトリアマイルを連覇のヴィルシーナ、兄が重賞2勝のシュヴァルグランでいずれも佐々木オーナーの所有馬。国内では昨秋に秋華賞を制したものの、キャリア8戦3勝という浅いキャリアながら、初の海外にも対応。新コンビ・モレイラ騎手を背に差し切りを決めた。

ドバイターフは昨年もリアルスティールが制しており、日本勢は連覇。前身のデューティーフリー時代もジャスタウェイ、アドマイヤムーンが制している。

オーナーはお馴染み、元メジャーリーガーの大魔神・佐々木主浩さん。愛馬の海外G1初挑戦で初勝利の快挙。現在も所有している現役馬は僅か5頭ながら、3頭が古馬オープン、うち2頭が重賞ウィナーという強運ぶりを発揮しているが、新たな勲章を手にした。生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「ギリシャの地名より」。

【佐々木主浩氏のコメント】
「本当にうれしく、興奮しました。去年G1を勝った後、秋は休ませてこのレースを目標にしました。野球より緊張しましたが、うれしいです」

【J.モレイラ騎手のコメント】
「大変うれしく、興奮しています。向正面では風がとても強く、他の馬の後ろにつけることを心がけました。直線は内側から上がろうとしたら、馬が内ラチを嫌がったので、外に出しました。最後はすごくよく伸びてくれました」

【友道康夫調教師のコメント】
「ドバイに来てからすごく落ち着いていました。1回後ろに下がってヒヤッとしましたが、そこから伸びてくれました。雨がずっと降っていましたが、日本馬向きの硬めの馬場だったと思います」

  • ヴィブロス
  • (牝4、栗東・友道厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:ハルーワスウィート
  • 母父:Machiavellian
  • 通算成績:9戦4勝
  • 重賞勝利:
  • 17年ドバイターフ(G1)
  • 16年秋華賞(G1)

ヴィブロス
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