トピックスTopics
歴史的な道悪で見つけたお宝馬たち…こちら検量室前派出所(仮)
2017/10/25(水)
10月22日の東京競馬は大雨の中、不良馬場で行われた
「芝が滑る!」
「4コーナーから進んでいかない……」
菊花賞デーの裏、10月22日(日)の東京競馬場検量室前では、騎手たちのそんな声が飛んだ。ベテラン・田中勝春騎手が笑顔で「こんな馬場は記憶にない!」と語るほどの道悪に、各ジョッキー悪戦苦闘。事故が起きないことを願うばかりの一日だった。
2Rをカフジバンガードで制した吉田豊騎手が「返し馬からノメらず、道悪は大丈夫だと思いました」と語ったように、中には道悪を苦にしなかった馬もいた。ただ8Rに出走したマイネルディアベルは、これまで稍重馬場のパラダイスSで3着の実績がありながら、1着馬から2.2秒離された7着。騎乗した宮崎北斗騎手からは「ここまで馬場が悪いと、これまでの道悪実績はあまり参考にならないのでは…」という声も聞かれた。
特に馬場に苦しんでいたのは2歳。「まだ成長途上のこの馬にこの馬場はかわいそう」という声が多数。そんな中、2Rで4着のワセダインブルーは、騎乗した北村宏司騎手曰く「最後は馬場が影響して脚が止まってしまいましたが、テンションが思っていたより上がっておらず、成長を感じました」とのこと。このように道悪の中、確かな成長を見せていた2歳馬は次走、狙い目になってきそうだ。
柴山雄一騎手が「道中いい感じだったが、4コーナーから滑ってどうしようもなかった」と話していたインプレスシチー(2R7着)、そして、大野拓弥騎手が引き上げてきて一言、「今日は馬場に尽きます…」と悔しそうな表情で話していたアルトリウス(6R9着)なども、次走以降注目の存在である。
なお検量室前パトロール隊員はこの雨、寒さのおかげで、ありがたいことに、しっかり風邪を引いた。来週こそ晴れてください。お願いします……。
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2024/5/3(金) 【NHKマイルC】1番人気馬7連敗中!荒れるG1で発見「好走馬の法則」に合致した伏兵2頭
- 2024/5/2(木) 今週の府中は賑やかそうです【柴田大知コラム】
- 2024/5/1(水) 【かしわ記念】船橋に吹いた復活の風!川須騎手&シャマルが逃げ切りG1初制覇
- 2024/5/2(木) 【NHKマイルC】春3歳G1の優勝馬ズバリ!今週のターゲットは驚きの人気薄
- 2024/5/2(木) 【NHKマイルC】複勝率6割超えなのに人気なし!一発逆転の可能性を秘めた伏兵
- 2024/5/2(木) 【NHKマイルC】過去2年続けて連対!「東京マイル」で軍配の上がる信頼の軸候補
- 2024/5/1(水) 【新潟大賞典】前走は明確な敗因アリ!指揮官が語るレーベンスティールの手応え
- 2024/4/29(月) 【兵庫CS】勢い止まらず!エートラックスが3連勝で重賞初制覇