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夏競馬攻略の基礎知識『降級制度』ってなに?
2018/6/2(土)
毎年、夏番組に切り替わる6月1週目にクラス再編成が行われます。
その中で4歳馬を対象に“収得賞金を半分”にするものが『降級制度』です。
※収得賞金とは、クラスを区分するためのもの
これは2~3歳時に同世代を相手に収得賞金を獲得した馬が頭打ちにならないようにするための措置とも言えます。
例:新馬戦(収得400万円)、500万下(収得500万円)、1000万下(収得600万円)で3勝した馬の収得賞金は1500万円。本来なら1600万下クラスですが、降級したことで収得賞金が750万円となるため1000万下クラスの所属となります。
対象馬にとっては格下と言える条件に出走できるため、実績上位馬として有力視されるわけです。収得賞金次第では“2階級降級”もあります。
★しかし、この制度は“来年から廃止”となります。
その理由に、降級馬とそうでない馬の能力差が大きい、高条件馬が減少して高条件の競走が組みづらい、ルールが複雑でファンに分かりづらい、といったものがあるようです。
ただ、今年の夏競馬、秋競馬に参加する上では必須項目ですので、しっかりと把握しておきましょう!
また、数年後に「昔は4歳馬が夏に降級する制度があったよな」という話題が出てきた時にも対応できるはず。
●日曜東京12R・三浦特別(3歳上1000万下)に出走するサルサディオーネ(牝4、栗東・羽月厩舎)も降級制度の恩恵を受けられる4歳馬。
・未勝利で1着(収得400万円)
・500万下で1着(収得500万円)
・レパードSで2着(収得800万円)
└重賞(2着まで)は本賞金の半分が収得賞金になる
収得賞金が1700万円でしたが、降級したことで850万円に。オープンクラスから2階級降級で1000万下クラスでの出走となります。
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