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【有馬記念】最強3歳世代が古馬を制圧 ブランストワンピースがG1初制覇!
2018/12/23(日)
12月23日(日)、5回中山8日目11Rで第63回有馬記念(G1)(芝2500m)が行なわれ、池添謙一騎手騎乗の3番人気・ブラストワンピース(牡3、美浦・大竹厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:32.2(稍重)。
2着にはクビ差で1番人気・レイデオロ(牡4、美浦・藤沢和厩舎)、3着には1馬身1/4差で9番人気・シュヴァルグラン(牡6、栗東・友道厩舎)が続いて入線した。
注目の先手争いは最内のオジュウチョウサンを制してキセキがハナを主張して最初のスタンド前へ。向こう正面へ入るとキセキが徐々に後続を引き離して馬群は縦長に。オジュウチョウサンは3番手、ブラストワンピースは中団、その後ろにサトノダイヤモンド、レイデオロ、マカヒキが続く。3~4馬身のリードを保ってキセキが先頭で直線勝負へ。
キセキが懸命に粘り込みをはかり、ミッキーロケット、オジュウチョウサンも踏ん張るが、残り50mでブラストワンピースがキセキを捕らえて先頭。更にレイデオロも迫ってくるが、クビ差振り切ってゴール。平成最後のグランプリを制した。
勝ったブラストワンピースは、重賞3勝目で、悲願のG1初制覇。ダービーが2番人気5着、菊花賞は1番人気に支持されながら4着と、クラシックではともに惜敗で涙を飲んだが、マイルCSでステルヴィオ、ジャパンCでアーモンドアイ、チャンピオンズCでルヴァンスレーヴと3歳馬が次々と古馬を撃破する流れに乗り、メンバー唯一の3歳馬がこの大一番でも古馬を制圧。池添謙一騎手は4度目のグランプリ制覇、管理する大竹正博調教師は嬉しいG1初制覇となった。
馬主は有限会社シルクレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。
「大きな壁を越えてくれました。人気になっても勝ち切れなかったものの、ようやくファンの皆さんの期待に応えられたように思います。思い描いたような馬体になってくれましたし、レースはもう池添騎手にお任せしていました。意識して前のポジションを取りにいっていて、あとは折り合いがつけばと思っていました。あとは祈るだけでしたね。長く脚を使えるタイプなので、接戦に持ち込めれば何とかなると思っていました。
泣くかと思いましたが、やったという気持ちのほうが強いです。ここがゴールではないですからね。大きい馬で、背中とトモが弱く、ずっとケアしてきましたが、それを貫いたからこそこうしてようやくG1タイトルが取れたのだと思います。完成しつつありますね。来年以降が楽しみです。
ダービー、菊花賞と人気を裏切ったものの、今回なんとか皆さんの期待に応えることができました。ここで満足せずにやっていきたいです。平成最初の有馬記念を制したイナリワンを管理する鈴木清厩舎は僕の最初の厩舎で、競馬の脈々と続く歴史を感じています」
- ブラストワンピース
- (牡3、美浦・大竹厩舎)
- 父:ハービンジャー
- 母:ツルマルワンピース
- 母父:キングカメハメハ
- 通算成績:7戦5勝
- 重賞勝利:
- 18年有馬記念(G1)
- 18年新潟記念(G3)
- 18年毎日杯(G3)
ゲストプレゼンターを務めたのは俳優の及川光博さん
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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