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【阪神大賞典】小柄でも大丈夫な理由がある!メロディーレーンはチャンスあり!?
2020/3/21(土)
距離延長は歓迎のメロディーレーン
阪神大賞典(G2、阪神芝3000m)で注目を集めるのが、JRA史上最少体重(338キロ)で勝利したメロディーレーン(牝4)。3走前の菊花賞では牡馬相手に55キロを背負い5着と健闘し、一気にファンが増えた馬ですね。
ただ、自己条件に戻った江坂特別(2勝クラス、阪神芝2400m)は4着。再び重賞に格上挑戦した前走の日経新春杯は、ハンデ49キロの軽量でも9着に敗れました。
この結果を受けて「別定G2の阪神大賞典では厳しい……」との評価が散見されます。本当にそうでしょうか?
【衝撃の事実】長距離戦は小柄な馬でも走る!!
一般的に短距離が得意な馬は胴や脚が短く筋肉ムキムキの大型馬が多いのに対して、長距離を得意とする馬は胴・脚が長くスラっとしたタイプが目立ちます。
論より証拠。芝3000m以上の馬体重別成績でも、440~459キロ台の馬が4回に1回以上は3着以内に入るという好成績をマーク。長距離重賞を3勝したトウカイトリックは2010年の阪神大賞典1着時452キロでした。
▼芝3000m以上の馬体重別成績(過去10年)
420~439[ 0- 1- 2- 14]複勝率17.6%
440~459[ 9-11- 8- 82]複勝率25.5%
460~479[15-20-10-161]複勝率21.8%
480~499[18-20-24-232]複勝率21.1%
500~519[14- 5-11-123]複勝率19.6%
520~539[ 5- 3- 4- 63]複勝率16.0%
540~ [ 1- 2- 3- 29]複勝率17.1%
また15年の阪神大賞典では馬体重452キロのデニムアンドルビーが2着に激走。当時はメロディーレーンと同じく紅一点で7番人気の低評価でしたが、勝ったゴールドシップからコンマ2秒差。後続には3馬身と決定的な差をつけています。阪神大賞典で馬体重459キロ以下の成績は[2-3-0-11]で勝率12.5%、連対率31.3%と決して悪くありません。
メロディーレーンは4歳牝馬のため53キロで出走可能なのもポイント(デニムアンドルビーは当時5歳牝馬のため54キロ)。阪神大賞典と同じく芝3000mで牡馬相手の菊花賞は定量戦の55キロでも5着に好走しました。距離が延びる今回、激走があっても驚けませんよ!
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