【カペラS】JRA唯一のダート1200m重賞で高齢馬輝く!

昨年は藤田菜七子騎手騎乗のコパノキッキングが完勝

昨年は藤田菜七子騎手騎乗のコパノキッキングが完勝


昨年は、2番人気コパノキッキングが道中4、5番手から進み最後の直線では馬場の真ん中を力強く伸び、3番人気テーオージーニアスに2馬身半差をつける完勝劇で同レース連覇を果たした。騎乗した藤田菜七子騎手は、これがJRA重賞初勝利となった。

東京盃、東京スプリントと交流重賞を2勝しているジャスティンが、JRA重賞初制覇を目指す。千葉ステークス勝ちをおさめていることからも、中山・ダ1200の舞台設定には問題ないだろう。前走1番人気に推され8着に終わったJBCスプリントから、どのような態勢で臨んでくるか注目したい。

中央再転入後、1勝クラス、2勝クラス、3勝クラスと3連勝をあげ、初めての重賞挑戦となるダンシングプリンスも楽しみな1頭。前3戦を全て逃げ切ってきているが、オープンクラスのメンバー相手にどのような形の競馬をするのかも興味深いところだ。

他にもプロキオンステークスでは1番人気に応えられなかったものの、前走の室町ステークスで巻き返しに成功したレッドルゼルや、昨年の3着馬でこの舞台でも結果を残しているシュウジも一発があっても不思議ない能力を秘めている。

近5年を振り返ると、1番人気馬は2016年3着のコーリンベリーと2019年勝ち馬のコパノキッキングの2頭しか馬券圏内にきていない。ただ二桁人気馬も2018年2着のサイタスリーレッドが馬券圏内にきただけで、小~中波乱の傾向といえそうだ。また8歳馬、9歳馬が計3頭馬券圏内にきており、高齢馬を全く無視するのも危険かもしれない。