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【有馬記念】年末の総決算!鍵は消耗度にあり!
2020/12/20(日)
昨年は引退レースとなったリスグラシューが圧勝
昨年は、12番人気アエロリットが後続を離して逃げる展開のなか、中団後方のインをロスなく追走した2番人気リスグラシューが、直線入り口でスムーズに外に持ち出されメンバー最速の上がり34秒7の脚を繰り出し、3番人気サートゥルナーリアに5馬身差をつけて圧勝。自らの引退レースに華を添えた。世間の注目度は日本ダービーと並ぶ日本競馬を象徴するレースのひとつ。
ファン投票1位に輝いたクロノジェネシスが春秋グランプリ制覇を目指す。今年は京都記念から始動し、馬場の荒れた宝塚記念では2着のキセキに6馬身差をつける圧勝劇を見せた。前走の天皇賞秋では鋭い脚でアーモンドアイに迫って3着と、常にレベルな走りを見せて競馬を盛り上げてきた。今回は初めての中山2500でどのようなパフォーマンスを発揮するか楽しみだ。
ファン投票2位のラッキーライラックも姿を見せる。今年は大阪杯、エリザベス女王杯と2つの重賞勝ちをおさめた。一昨年は秋華賞9着後に休養に入り、昨年は香港ヴァーズ遠征もあって今回が初の有馬記念出走となる。クロノジェネシス同様、トリッキーな中山2500への対応に注目したい。
ファン投票4位のフィエールマンもスタンバイ。今年初戦の天皇賞春を制し、同レース2連覇を果たした。そして前走の天皇賞秋ではメンバー最速の上がり32.7の脚を見せて2着。今年はその2戦しか走っていないが、そのインパクトは強烈だった。有馬記念は昨年4着に続いての出走。今回は主戦ルメール騎手を背にどのような走りを見せるか。
広い馬場で直線も長い東京・芝2400と比べて、コーナーを6つ回り直線も短い中山・芝2500は紛れが起きやすい条件であり、各馬のコース適性を確認しておく必要があるだろう。1年の総決算となるレースで出走馬の多くは3冠戦、天皇賞、ジャパンカップなど厳しい戦いを経てきているため、どのくらいの余力を持って臨めるか、前哨戦の消耗度、中間の調整過程もしっかりチェックしておきたい。
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