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研究員ヤマノの重賞回顧
2007/7/24(火)
7/21(土)、小倉競馬場で行われた小倉サマージャンプ(JG3、芝3390m)は、小坂忠士騎手騎乗の1番人気コウエイトライ(牝6、栗東・田所清広厩舎)が、第1障害でハナを奪うと、最後まで全く危なげないレース運びで悠々と逃げ切り、4番人気のキングジョイに3馬身差をつけて同一レース連覇を達成した。
勝ちタイムは3分42秒4(良)。
さらに1.3/4馬身差の3着に5番人気のデンコウグリーンが入線した。
コウエイトライは前走では、2番人気ながら2.8倍の支持を受け、2.0秒差6着に敗れていた。
これで、それまでの8走連続連対が途切れたのだが、理由があるにせよ少し負けすぎの感があった。
牝馬は一度調子落とすと、調子を戻しずらいケースが多い。
そのあたりが影響したのか、今回のコウエイトライは1番人気ながらもオッズは3.4倍で、2番人気ワンダーシンゲキの3.8倍とは僅差だった。
周囲のそんな心配を尻目に同一重賞連覇を成し遂げたのだから、この馬の強さには脱帽する。
“本当に強い馬には、時として、常識や通念は当てはまらないことがある。”
そんな事を感じさせられた、今回のコウエイトライの圧勝劇だった。
7/22(日)、函館競馬場で行われたサマー2000シリーズ第2戦・函館記念(3歳上、G3・芝2000m)は、中団からレースを運んだ武幸四郎騎手騎乗の7番人気エリモハリアー(セン7、栗東・田所秀孝厩舎)が、最後の直線中程から豪快に末脚を伸ばし、9番人気ロフティーエイムに1馬身差をつけて快勝し、同レース3連覇を成し遂げた。
勝ちタイムは2分02秒8(良)。
さらにクビ差の3着には2番人気サクラメガワンダーが入線した。
なお、福永騎手騎乗の1番人気アドマイヤフジは4着に敗退。
勝ったエリモハリアーは追い切りでの動きは今ひとつだったものの、直前にガラリ一変の動きを見せていた。
さすがに過去2連覇していた陣営・馬だけに、本番にキッチリ照準を定めたその調整具合は、見事だったと言えよう。
因みに、平地における同一重賞3連覇は史上3頭目の快挙である。
エリモハリアーと言えば、もう一つ思い出されるのは昨年のサマー2000シリーズ。
初代チャンピオンとなったスウィフトカレントと獲得ポイントは13と並んだものの、着順の差で惜しくも涙を飲んだのが印象的だった。
7歳となり臨戦過程での成績も昨年ほどではなかった今年は、上位争いまではどうかと思われたが、この優勝により再びサマーシリーズの有力馬に一躍踊り出たのは言うまでもない。
また今年も熱い真夏がやってきそうだ。
勝ちタイムは3分42秒4(良)。
さらに1.3/4馬身差の3着に5番人気のデンコウグリーンが入線した。
コウエイトライは前走では、2番人気ながら2.8倍の支持を受け、2.0秒差6着に敗れていた。
これで、それまでの8走連続連対が途切れたのだが、理由があるにせよ少し負けすぎの感があった。
牝馬は一度調子落とすと、調子を戻しずらいケースが多い。
そのあたりが影響したのか、今回のコウエイトライは1番人気ながらもオッズは3.4倍で、2番人気ワンダーシンゲキの3.8倍とは僅差だった。
周囲のそんな心配を尻目に同一重賞連覇を成し遂げたのだから、この馬の強さには脱帽する。
“本当に強い馬には、時として、常識や通念は当てはまらないことがある。”
そんな事を感じさせられた、今回のコウエイトライの圧勝劇だった。
7/22(日)、函館競馬場で行われたサマー2000シリーズ第2戦・函館記念(3歳上、G3・芝2000m)は、中団からレースを運んだ武幸四郎騎手騎乗の7番人気エリモハリアー(セン7、栗東・田所秀孝厩舎)が、最後の直線中程から豪快に末脚を伸ばし、9番人気ロフティーエイムに1馬身差をつけて快勝し、同レース3連覇を成し遂げた。
勝ちタイムは2分02秒8(良)。
さらにクビ差の3着には2番人気サクラメガワンダーが入線した。
なお、福永騎手騎乗の1番人気アドマイヤフジは4着に敗退。
勝ったエリモハリアーは追い切りでの動きは今ひとつだったものの、直前にガラリ一変の動きを見せていた。
さすがに過去2連覇していた陣営・馬だけに、本番にキッチリ照準を定めたその調整具合は、見事だったと言えよう。
因みに、平地における同一重賞3連覇は史上3頭目の快挙である。
エリモハリアーと言えば、もう一つ思い出されるのは昨年のサマー2000シリーズ。
初代チャンピオンとなったスウィフトカレントと獲得ポイントは13と並んだものの、着順の差で惜しくも涙を飲んだのが印象的だった。
7歳となり臨戦過程での成績も昨年ほどではなかった今年は、上位争いまではどうかと思われたが、この優勝により再びサマーシリーズの有力馬に一躍踊り出たのは言うまでもない。
また今年も熱い真夏がやってきそうだ。
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