専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
新潟最終週の適鞍に勝負馬が出走
2018/8/30(木)
どうも!美浦の古川です。
本日の美浦トレセンは過ごしやすい気候だが、8月末になっても残暑が厳しかった今年の夏。そして、10週間に渡って行われた夏のローカル開催は今週が最後となり、函館に滞在していた厩舎スタッフやトラックマンの多くは続々と美浦に戻ってきている。また函館・札幌に滞在していた馬や、休養で放牧に出ていた馬も帰厩してきており、トレセンも以前のような賑わいが戻ってきている。
さて、来週からは直線の長い左回りの新潟から、コース形態が全く違う小回りの中山となり、絶好のコンデションの芝では先行するスピード馬が有利になるのは言わずもがな。その事から毎年、新潟最終週には、末脚勝負の馬や、左回りを得意とするサウスポーが、「新潟のうちに勝っておきたい」と勝負態勢で出走してくることが多い。特に芝外回りコースを使う条件や千直(芝直線1000m)戦には勝負馬が結果を出す傾向が強く、今週の馬券の狙いはそこである。
それは今年も例外ではなく、新潟最終週の適鞍に勝負馬が出走。週末の「厳選馬」で取り上げるので、どうぞお見逃しなく!
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。