専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
天皇賞(秋)当日に勝負がかり!
2015/10/31(土)
どうも!美浦の古川です。
GⅠ当日の競馬場は独特な雰囲気があり、特に天皇賞のようなビックレースになると調教師などの競馬関係者も気合い十分。管理馬が当日の条件戦に出走する場合でも、大観衆の前で愛馬が勝ってウイナーズサークルで口取りをするのは、調教師、関係者らにとっては嬉しい事である。
その天皇賞(秋)当日の東京に勝負馬を揃えてきたのが手塚厩舎。東京8R 河口湖特別の⑦オホーツクは今回昇級初戦になるが「一戦毎に調子を上げているし、この舞台はベスト。イキナリから勝負になる」と厩舎サイドでは星勘定。
そして、ここで取り上げる東京9R 精進湖特別の⑭モンドインテロも厩舎期待の一頭。昇級初戦の前走は④着と敗れたが「久々だったし、最後は脚を余していた」と、師は力負けではない事を強調する。今回も2ヶ月ぶりと間隔があいたが、デキは前走とは雲泥の差。「減っていた馬体は回復しているし、涼しくなって調子は上がっている。広い東京コースなら持ち味を活かせるし、能力的にも今回は改めて期待」と自信を覗かせている。
鞍上がルメールに強化されるのもプラスで、キャリア4戦とあってまだまだ伸びしろは十分。未勝利、500万と圧倒的な強さで連勝した力からもココは相手探しと言える。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。