専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
一気の距離延長で変わり身に期待!
2015/11/6(金)
どうも!美浦の古川です。
先週の天皇賞(秋)ではイスラボニータを③着に導いた蛯名正義騎手。馬の能力を引き出すのが上手いジョッキーで、今年はすでに73勝を挙げ、関東ではリーディング2位(11/1現在)。ここから暮れに掛けての固め打ちもあり得るので要注目ジョッキーである。
さて、土曜の「穴ズバッ」ではその蛯名騎乗の東京12R・3歳以上1000万下②アグスタを取り上げる。昇級初戦の前走は持ち前の末脚が決まらず惨敗したが、蛯名は「距離を伸ばして、急がずに運ばせた方が良い」と長距離の適性を示唆。陣営はジョッキーの進言を聞き入れ、今回はダ2100mと一気の距離延長で臨む。
陣営が「ズブいところがあるから、ジョッキーの言った通りかも知れない。久々を使って状態は上向いているし、この条件で変わってくれるといい」と言えば、蛯名も「素質は高いものを持っているし、リズム良く運べればチャンスはある」とともに期待している。
実績や脚質的にも直線の長い東京コースは合っており、上手く流れに乗れれば一変可能だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。