専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
久々のVはこの馬で!
2015/11/13(金)
どうも!美浦の古川です。
菊花賞の勝利以来、2週間も勝ち星がない北村宏司騎手。週中のトレセン取材では気にしている様子は見られなかったが、内心はどうだろう。毎週、気持ちよく取材を受けてくれているだけに、私としても応援を含めて、勝ち負けになりそうな馬を取り上げていきたい。
さて、土曜の「穴ズバッ」は、その北村宏騎乗の東京3R(3歳未勝利・牝)の④ダイワドレッサーをオススメする。新潟でのデビュー戦は出遅れた上に、ゴチャつく競馬で力を出せず⑥着。それでも、勝ち馬から0秒4差と大きく負けたわけではなく「能力がある馬なので、スムーズに回って来られたら結果が違ったはず」と鞍上も今後に期待している。
この中間は放牧で立て直され、馬体はフックラとして仕上がりは良さそう。陣営は「初戦はゲートを上手く出られず、レースでも周りを気にする素振りを見せていた。今度はレース慣れが見込めるので、ゲートをポンと出て、上手く回ってこられれば、イキナリから勝負になるはず」と巻き返す構えだ。
前走で連対した馬が人気を集めそうだが、素質の高さは引けを取らないだけに、休み明け初戦から狙ってみたい一頭だ。そして、ジョッキー、久々の勝利の美酒に期待したい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。