調教ビフォーアフター馬
◎サヴォーナ
(牡4 栗東・中竹厩舎)

今週水曜の栗東坂路は雨の影響で「不良」まで悪化。来週の高松宮記念に出走を予定しているルガル、ソーダズリングなど前走重賞1着時に当欄で推奨した調教特注馬ですら4ハロン51秒台に留まる馬場状態にあって、異色の好タイムを叩き出したのがサヴォーナです。

レースでも騎乗する池添騎手が騎乗していたとはいえ、4ハロン51秒7は栗東坂路の自己ベストに0秒3差。前走の日経新春杯2着時との比較でも馬場状態を考慮すれば今回の方が動きは断然上で、しかも手応えは「強め」と余裕があったのも見逃せません。

BEFORE (前走:日経新春杯2着)
当週 栗東坂路(良)
51.8 37.2 24.2 12.2 馬なり
AFTER (今回:阪神大賞典の中間調整)
当週 栗東坂路(不)
51.7 37.6 24.5 12.4 強め

通常、長距離戦を得意とする馬は総じて稽古駆けしないもの。それが併せ馬と比べて速い時計が出にくい単走追いに加えて、1週前時点とはいえスプリントG1に出走予定の有力馬に勝るとも劣らない動きを披露したのですから驚きです。

これだけの時計を出せるのは状態の良さだけでなく、道悪適性が高い裏返し。天気予報だと今週日曜の阪神競馬場は雨の可能性があるだけに、雨中の競馬となれば確信度はさらにアップ。例え良馬場で行われたとしても、調教の動きから目が離せません!