水上学の血統トレジャーハンティング


★土曜東京11R サウジアラビアRC(G3)◎本命馬 ロジムーン 4番人気 7着 内の好位で進んでいたが、直線は狭いところをこじ開けようとしたら、外からの馬に寄られてしまい、まともに挟まれて立ち上がりかける不利。そこからもなかなか追えないままで、力を全く出せていない。もっと早めに持ち出していれば、勝ち負けはともかく3着の可能性はあったと思われる。残念。

$お宝馬 セイウングロリアス 8番人気 6着 脚をタメたまま回ってきただけで終わってしまった。騎手によれば、少し連戦の疲れが出てきたようだとのこと。

★日曜東京11R 毎日王冠(G2)◎本命馬 ルージュバック 1番人気 1着 直線は絶望的な位置取りながら、馬の力だけで差し切った。それにしてもよく届いたものだ。千八のスペシャリストなのか、二千でも問題ないのかが今後問われる。

$お宝馬 ウインフルブルーム 6番人気 7着 自分の競馬はできた。力を出し切っての完敗で、今はもうこのクラスでは厳しいのかもしれない。ローカルG3なら見直せる。

★月曜東京11R グリーンチャンネルC◎$本命馬&お宝馬 トータルヒート 11番人気 14着 マイナス14キロ。牝馬だけに、輸送でこれだけ減ってしまうと厳しい。しかもハイペースで飛ばす自分の競馬をしたので、早々に苦しくなってしまった。レース以前の問題だった。さすがにこれは予見できず。


【今週のポイント】
シンハライトの離脱により、人気がソコソコ割れそうな秋華賞。舞台が阪神外回りの桜花賞、東京のオークスと違って、最後の一冠が小回りで直線が短い京都の2000mになるというのが最も大きなポイントだ。

最重要トライアルであるローズS組が優勢なのはもちろんだが、今年は勝ち馬がリタイア、2着が大逃げで粘ったクロコスミアと、例年と違うイレギュラーな状況。となれば、紫苑Sが今年から重賞となり、メンバーレベルが上がった分、今年この組がどれだけやれるのかが見所となる。小回り中山での施行だっただけに、適性の共通項はあるはずで、今後も注目の前哨戦となる可能性がある。

血統傾向は比較的ハッキリしていて、見極めやすいレースではある。そこから穴馬を1頭は選びだして、おいしい馬券に結び付けたい。水曜更新予定の有力馬血統診断をお楽しみに。


【次回の狙い馬】
土曜・東京5R 5着 新馬戦。出遅れ、終始シンガリでペースを考えると絶望的な位置取りだったが、最後は上がり最速で、シャンティローザと一緒に伸びてきた。ガサのない馬なので次走大きく減らないことが条件だが、東京芝1600m、1400mなら、まともにスタートを切れば上位は確実だ。

月曜・東京9R 6着 前に行った馬にとって苦しい展開になったが、3番手からよく粘り、勝ち馬から0秒4差。これなら1000万は十分勝てる力がある。舞台を問わない馬だけに、次走が東京でも、新潟、福島でも勝ち負けになるはずだ。