水上学の血統トレジャーハンティング

土曜東京11R 麦秋S(ダート1400m)

◎本命馬
⑨トラスト
牡4、栗東・中村厩舎、柴田大騎手

鳴尾記念が堅い決着になりそうなので、今回は東京のメインであるこちらを取り上げることにした。

今週から3歳混合と降級戦が始まる。ここにはオープンから降級してきた4歳馬が4頭出走してきたが、その中から、中央では初のダート出走となる⑨トラストを中心視したい。

全兄ウイントリガーがダートでオープンに昇り、対して全弟ウインスラーヴァは芝に徹してきて未勝利。とくれば、この配合はやはりダートでこそということだ。芝をこなせるような調教も受けてきたのだろうが、血統は明らかにダートを示している。

トラストは札幌2歳Sを制してはいるが、相手のレベルの問題もあった。むしろその後毎日杯まで大崩れなく芝の重賞戦線を戦ってきたことは、能力の絶対値の大きさを物語るといっていいだろう。

やや行きたがるところがあるので、1400mへの距離短縮もプラス。ダートは川崎で経験済みといっても、砂を被った経験がほとんどないので、課題はその辺だが、前に出して行けるだけのダッシュ力はあるので、積極的に立ち回ればその懸念も避けられよう。意外と人気も割れそうで、妙味ある本命となりそうだ。

$お宝馬
⑤チェイスダウン

前走はこのクラス2戦目、距離も1ハロン延ばして今回と同じ1400mを使った。その結果、2走前より明らかに上積みが見えた内容となった。母の父が芝でもダートでも1400mで狙いのフジキセキ。引き続きこの距離なら狙える。人気の盲点で、穴馬として面白い。

相手上位は⑭ハットラブ⑧スピーディクール③ユラノト。押さえは④タイセイプレシャス⑦マイネルエスパス


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