水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R 安田記念(G1)(芝1600m)

◎本命馬
④サングレーザー
(牡5、栗東・浅見厩舎、岩田康騎手)

誰がどう見ても勝つのはアーモンドアイだろう。私もそう思う。しかし、そういう馬に本命を打っても、「読んで頂くための予想」としてはあまり意味がない。アーモンドアイは最も「勝ち」に近い馬として別枠に置く。本命は最も「価値」の高い馬に。それが④サングレーザーだ。

去年の安田記念以来のマイルとなるが、まず広くて直線が長いコースがベターなことはレースぶりから明らかだ。さらに、去年は外枠からロスの大きい展開になってしまい、それでも0秒2差の5着。今回は絶好の枠が引けた。立ち回りも上手いタイプだ。

そして何よりの後押しはこの高速馬場だ。ディープインパクトに母父がダートの大種牡馬デピュティミニスター。スピードの持続力を問われる舞台に母ダート血統はぴったりなのだ。去年のマイラーズCは1分31秒3で勝ち、安田記念は1分31秒5で小差。前走はあくまでも叩き台、海外帰りでの休み明けの反動もあったことだろう。今回は万全の態勢とみた。打倒アーモンドアイに一筋の光を照らしてほしい。

$お宝馬
①ケイアイノーテック

同じく、「ディープ×ダート血統の母」に該当する。拙著の新刊「爆穴ハンティング」では、以前激走した設定に久々に戻ってきた馬が穴を空ける事例を「戻り馬」として紹介しているが、この馬にとってNHKマイルC快勝以来の東京マイルでもある。

今回はアエロリットの存在もあり、ダノンプレミアムも前走のようなやわな展開に持ち込めず、イン捌いて差し込める馬の台頭がありそうな気がする。その場合、最もオッズ的に破壊力があるのはこれだろう。

馬券を組むなら中心はもちろん⑭アーモンドアイ⑮ダノンプレミアムは上位評価も過信しない。あとは⑩フィアーノロマーノ②アエロリット。押さえに⑤インディチャンプ⑦モズアスコット

なおこのレースを含む今週の回顧は、火曜午後更新のコラムにて。

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