- 4月21日 東京11R フローラS(G2)
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本命馬◎アドマイヤベル(2人気) 1着
土曜も日曜もヒット連発!
- 4月20日 福島11R 福島牝馬S(G3)
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本命馬◎コスタボニータ(1人気) 1着
勝ち切る1頭をガッチリ評価!
有馬記念とサンデー系
2009/12/22(火)
有馬記念とサンデー系
2009/12/22
12月19日土曜 中京11R 愛知杯(G3) ヒカルアマランサス 3番人気 4着
終始内にこだわり、終いまでよく頑張って上がり最速タイ。ただ行った行ったの決着ではここまでだったか。この小回り中京でここまでスローとは・・・・スロー地獄の蔓延も深刻だ。個人的にはヒカルとリトルアマポーラとのワイドでしこたま勝負していただけに、立ち上がれないほどショックを受けた。
12月20日日曜 中山11R 朝日杯FS(Jpn1) エイシンアポロン 2番人気2着
全力は出し切った。騎乗も満点。相手が悪かったとしか言いようがない。ただ今後上積みのあるタイプではなく、長蛇を逸したという感じ。
★【今週へのポイント】
現在発売中の「競馬の達人」誌上でも書いたが、有馬記念のカギはサンデー系をどう扱うかということになりそうだ。ここではそこで書いたことを、さらに深耕してみたい。有馬記念は目下5年連続でサンデー系が勝利しているレース。ただし、昨年を除く4勝はどれもサンデーサイレンス直仔であり、サンデー第2世代種牡馬は一昨年2着、昨年1着のアグネスタキオン産駒ダイワスカーレット以外に連対していない。
サンデー第2世代種牡馬の産駒の有馬記念成績は【1−1−2−16】と低調気味。となれば、サンデー直仔のエアシェイディやマツリダゴッホは良いとしても、それ以外は良くて3着までと考えるのが妥当・・・・ということになってしまう。
ただ今年はあまりにもサンデー第2世代産駒の出走数が多く、単純に軽視もできない。次なるポイントは、「父が現役時代に皐月賞か有馬記念で連対していた馬」である。過去に3着以内となったサンデー孫世代3頭のうち2頭が、これに該当している(シルクフェイマスとダイワスカーレット。残るドリームジャーニーにしても、父ステイゴールドは有馬3着あり)。となれば、マンハッタンカフェ産駒イコピコ、スペシャルウィーク産駒ブエナビスタ、リーチザクラウン、ステイゴールド産駒ドリームジャーニーが該当する。
これに加え、大不振のダンスインザダーク産駒とはいえ、前回書いたようにフォゲッタブルだけは例外と思い始めている状況。軸は非サンデー系から、そして相手はこれらサンデー系で固めようか・・・と、22日現在は考えているのだが・・・・。もう少し絞る必要がある。あと5日、精一杯悩んでみたい。
★【次回の狙い馬】
土曜中山8R 4着 シルクイーグル ⇒今回は休み明け。しかし鉄砲実績ある馬で、体は仕上がっていた。やや外へ出すのに手間取った分の負け。使い込むと厳しいので次走くらいまでが狙い目。距離千八に延長してきても面白い。
日曜阪神12R 6着 ティアップワイルド ⇒こちらも今回休み明け。やや太かった分、最後は息が上がってしまったが、まともならワンダーアキュートと接戦した馬でもあり、このクラスは勝てる。凍結防止剤の入ったダートも合う血統。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。