2019年が始まって10日余り。東西金杯で◎が両方詰まり、浦和のニューイヤーCでは8番人気の◎マムティキングが出遅れからの4着。加えて新年早々風邪をひいてしまい、何一ついいことがない。腰痛治療のため長年通っている病院の主治医に、「佐藤くんは毎年厄年みたいなものだから、あまり気にしないほうがいい」と励まされているのか貶されているのかよく分からないことを言われてしまった。

逆にここで不運なことが積み重なれば、これからいいことが続くとも考えられるが、阪神タイガースの優勝くらいの吉事が来なければ釣り合わないほど、ここまで不運が続いている。


さて、今週末の競馬の話に移ろう。当初は土日に雪予報もあったが、雪マークが消え、なんとか開催されそうだ。冬場の3日間開催は雪との闘い。水曜には栗東トレセンが大雪だったりと、天気の影響は常に気にしておきたい。

中山11R・フェアリーSは昨年こそ瞬発力を求められてディープインパクト産駒が1、3着となったものの、近5年を見ると欧州の至宝・サドラーズウェルズの血を持った馬の活躍が目立つ。オメガハートロックが制した14年はサドラー持ちがワンツースリー。15年に11番人気で1着と穴を開けたノットフォーマル、16年に7番人気3着だったダイワダッチェスもサドラーの血を持っている。

昨年12月の開幕から1ヶ月半近く経過し、中山芝もだいぶ時計が掛かるようなっている。例年以上に重厚な血統が有利になることが予想され、実際先週の同条件・ジュニアCでは速い流れの影響もあったものの、勝ったヴァッシュモンの母父はサドラーズウェルズ系のオーソライズドだった。

今年の出走馬でサドラーズウェルズの血を持つのは2頭。その内◎チビラーサンは父がサドラー系ガリレオ産駒のケープブランコ。母は芙蓉S、ターコイズSとこの条件で2戦2勝だったサウンドオブハート。叔母カフェブリリアントは京成杯オータムHで2着と、中山マイルを得意とするフジャブの一族出身。血統的な相性はすごぶるいい。

前走が圧巻。2馬身近く出遅れて後方からとなり、追い出されたのは残り300mを過ぎてから、一気に伸びると前を捉え、最後は緩める余裕すらあった。2着のチルノも素質馬だが、相手が悪かったとしか言いようがないだろう。出遅れた理由がゲートの中で待たされたとのことで、今回外枠偶数に替わるのもプラス。互角のゲートが切れれば、昇級戦でも通用する力は十分。

このレースと相性のいいネオユニヴァースを父父に持つアクアミラビリスが対抗。昇級戦は不安だがレースセンスのいい馬で、少々タイプは異なるが、姉のクイーンズリングがこの条件2戦2勝だったことも心強い。中山替わりはどうかも、素質のあるアゴベイ、先々楽しみなエフティイーリスあたりも買い目に入れておきたい馬たちだ。

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他からは合計3レース挙げておく。

中山10R・初春Sの◎タガノヴィッターについては、新コーナー「今週のコメント特注馬」で取り上げている。こちらのコーナーもぜひ注目してもらいたい。

ちなみに先週の中山ダートはフェアウェルS時より1秒以上時計の掛かるダートになっている。今週もまったく雨が降らず、ゴール前のダートの含水率は1.7%とかなり乾いている。実はヴィッターがこのクラスで2着になった昨年秋のながつきS当日も、ゴール前の含水率は1.7%と一緒。乾いた馬場で巻き返しを狙う。


中山12R・4歳上500万は◎シュバルツリッター。レースに行って掛かりやすい馬で、前走は距離延長の大外枠と非常に難しい条件であった。スタート直後から引っかかり続け惨敗まで覚悟したものだが、よく粘って4着。勝ったイェッツトはオープン級の力を秘めている素質馬で、そこから0.7秒差なら十分。今回は内枠短縮で、2、3走前に近い条件となった。時計の掛かる馬場は得意なタイプ。前走以上がありそうだ。



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