【大阪杯】ローズキングダム「十分リフレッシュされた」

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3月28日(水)、4月1日(日)に行なわれる大阪杯(GⅡ)に出走予定の ローズキングダム(牡5、栗東・橋口厩舎)を管理する橋口弘次郎調教師の調教後コメントは以下の通り。

-:それではローズキングダム、橋口調教師にお話を伺います。まずは有馬記念の振り返りからお願いしたいと思うんですが。

橋口弘次郎調教師:有馬記念はやっぱり体調的に下降気味でしたね、もう。それがあの成績(12着)になったと思います。

-:有馬記念を使ってから今年最初のレースということになるんですけれども、ココまでの過程を教えてもらえますか?

橋:有馬記念の後、すぐに近くのノーザンファームしがらきに放牧に出しまして、そこで調整して、帰ってきたのは約ひと月前ですね。

-:帰ってきてからのローズキングダム、どうでしょう?

橋:いやあ、もう、途中に何回も見に行きましたけど、行くたびに体の張りも出て。「よくこれで大きなレースに使ったな」と、自分が恥ずかしくなりましたよ。

-:そうすると、去年の京都大賞典(1着)以来、ちょっと成績的には下降線でしたけれども、今回は「あの頃とは違うんだ」という。

橋:もう十分リフレッシュされたローズキングダムで今度の競馬に臨めますね。

-:世代を代表する、それも強い世代を代表する1頭であるわけですから、今回は力が入る一戦かと思いますが。

橋:もちろんそうですね。やっぱりプライドがありますからねえ。それだけの能力の持ち主でもありますし、ホントに暮れの一連のレースは体調的に十分じゃなかったと、そういうことですね。

-:今回、3ヶ月ぶりになるんですが、このあたりはどうでしょう?

橋:いや、この馬は昨年も秋の京都大賞典で休み明けでポンとイイ競馬してくれましたし、むしろリフレッシュされた新鮮な気持ちで臨んだ方がいいかもしれません。

-:今回はローズキングダムもそうなんですけど、他にもG1ホースがいますし、上がり馬もいる、そういうメンバーになります。

橋:そうですね。何と言ってもやっぱりG2ですからねえ。そう簡単には行かないと思うんですけど、まあ気後れすることは一つもありませんね。

-:阪神コースは久しぶりになるんですが、そのあたりはどうでしょう?

橋:いや、もうそういうことより、とにかく万全の態勢、万全の体調で出せれば必ずやいい結果が生まれると信じていますので。

-:もちろん、その先に更なる目標がある馬ではあると思うんですが。

橋:そうですねえ。「次、天皇賞ですか?」とか今日も何回も聞かれたんですが、このレースで見極めたいと思います。ちょっとでも掛かる仕草が見られれば、方向転換したいなと思っています。

-:今回が明けて5歳、最初のレースになるんですが、精神的な成長といいましょうか、そのあたりは?

橋:まあ、その辺はあんまり変わりないと思うんですけどねえ(笑)。とにかく体の張りがイイと言いますか、体調的に何の心配もなく出れることが一番だと思います。

-:改めて、大阪杯に向けての橋口調教師からの抱負をお願いします。

橋:皆さん、この馬のイメージがもう変わったと思うんですけどね。また以前の強いキングダムをお見せしたいと思いますので応援よろしくお願いします。