船橋の川島正行調教師が逝去 フリオーソら育てた名トレーナー

南関東・船橋競馬に所属する川島正行調教師が、7日午後0時30分、病気のため亡くなったことが千葉県競馬組合より発表された。享年66歳。

かつては船橋競馬で騎手を務め、786勝を挙げた後、1990年に調教師に転身。中央競馬からの移籍馬を受け入れて活躍させた他、アジュディミツオーやフリオーソなど地方を代表する名馬を多数育て上げ、交流G1(Jpn1)を13勝。中央勢と激闘を繰り広げた。

05年にはアジュディミツオーで、地方所属として初めてのドバイワールドカップ参戦。06年には南関東で年間100勝の偉業を達成し、NARグランプリ・最優秀調教師賞(08年を最後に廃止)を延べ9度も受賞するなど、様々な金字塔を打ち立てた。また、川島正一調教師、川島正太郎騎手(いずれも船橋所属)と、息子達も競馬サークルで活躍している。

調教師としての通算成績は4839戦1276勝(地方のみ)。

川島正行調教師

川島正行調教師

フリオーソで制した2011年のかしわ記念より(右から2番目)
鞍上は戸崎圭太騎手