【平和賞】8番人気ストゥディウムがクビ差叩き合いを制す

10月29日(水)、船橋競馬場で行われた南関東重賞・第60回 平和賞(S3)(2歳 定量 1着賞金1000万円 ダート1600m)は、石崎駿騎手騎乗の8番人気・ストゥディウム(牡2、船橋・矢野義厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:43.2(稍重)

2着にはクビ差で6番人気・コンドルダンス(牡2、船橋・齊藤敏厩舎)、3着には2馬身差で9番人気・メジャーメモリー(牝2、北海道・桧森邦厩舎)が続き、1番人気のドライヴシャフトは4着に終わった。

ナイキアフォード、フラットライナーズ、ドライヴシャフト、ジャジャウマナラシが激しく先手を争うがコーナーワークを利してナイキアフォードがハナに立つ。向こう正面で流れが落ち着こうかというところで大ベテラン・的場文男騎手のコンドルダンスが外から一気に動く淀みのない流れ。
コンドルダンスとドライヴシャフトが並んで直線に入り叩き合いに持ち込むが、内で脚を溜めていたストゥディウムもジリジリと差を詰め、最後はストゥディウムがコンドルダンスをクビ差抑えてゴールに入った。

勝ったストゥディウムは6月20日に船橋でデビュー(2着)。7月17日の2戦目で勝ち上がり、その後も3、2、4着と堅実な競馬を続け、今回は渋太い脚で先行組を捉えて初重賞勝ちを飾った。この勝利により、12月17日(水)に川崎競馬場で行われる全日本2歳優駿の優先出走権が与えられた。また、ストゥディウムの父ルースリンドを管理していた矢野義幸厩舎にとっても、嬉しい重賞制覇となった。
馬主は(株)Nicks、生産者は様似町の清水誠一氏。

【石崎駿騎手のコメント】
「道中も手応え抜群で、(直線は)どこへ行こうかな、というほど余裕はあったので、とても乗りやすかったです。ペースが落ち着いていたので、誰か行ってくれないかという意識はあったのですが、的場さんの馬が動いてくれたので、僕としては凄く助かりました。ずっと手応えは抜群だったので、前は交わせる手応えはありました。
まだ、馬が若くて、もうちょっとキレが出しきれなかった部分もあったので、やっと交わせたという感じだったのですが、手応え的には凄く良かったです。(『先々も楽しみになる勝ち方でしたね?』という問いに)もちろんそうです。今日はやっと勝てた感じですが、これからこの馬はもっと良くなると思うので、応援よろしくお願い致します」

ストゥディウム
(牡2、船橋・矢野義厩舎)
父:ルースリンド
母:ルナマリア
母父:ジェイドロバリー
通算成績:6戦2勝
重賞勝利:
14年平和賞(S3)

ストゥディウム

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