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このままでは終われない!4着ジェンティルドンナ有馬参戦へ
2014/11/30(日)
●11月30日(日) 5回東京9日目 第34回 ジャパンC(G1)(芝2400m)超豪華メンバーの中で堂々の1番人気に支持されたジェンティルドンナ(牝5、栗東・石坂厩舎)は4着。3連覇の夢は潰えた。
道中は流れに乗って7番手の内々を追走。3コーナー過ぎの勝負どころから進出を開始し、過去2年同様に直線で弾けるかと思われたが、先頭を行くエピファネイアとの差はむしろ離れる一方。最後はスピルバーグの追い込みにも屈し、馬券圏内を外す結果に終わった。
「馬場が緩くて、この馬の加速力、瞬発力が出せなかった」とR.ムーア騎手はガックリ。コンビで2戦2勝でこの日を迎えたが、ついに喫した初の敗戦。「負けはしたが、彼女もよく頑張ってくれている。まさか(昨日)あそこまで降るとは思わなかった」とパートナーを称えつつ、空模様を恨んだ。
この中間、今回を最後に引退の可能性を示唆してきた陣営だったが、今年の最大目標としてきたジャパンC3連覇は達成できず。この結果に石坂正調教師は「“よくやった”という結果なら今回で引退だったかもしれない。だが、天皇賞もそうだったように、内枠から内々を回らざるを得なかったという心残りがある。馬場さえ良ければまだやれる」と不完全燃焼と言わんばかり。
このままでは終われないとの思いは強い。「使っても残り1回。時期的にも決して良い条件ではないが、今回で燃え尽きてはいない。引退式というのは考えていないが、出走することがファンの方々への感謝になるのであれば」と含みを持たせながらも、暮れのグランプリ・有馬記念出走を窺わせるコメントで締めくくった。引退間近にして初の中山見参へ。もう一花咲かすべく、万感のラストランを期す。
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