【朝日杯FS】巻き返したいワキノヒビキ「右回りだとスムーズ」

17日、日曜阪神11レース・朝日杯FS(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、京王杯2歳Sで6着のアクティブミノル(牡2、栗東・北出厩舎)は、武豊騎手を背にCWコースで追われ、6F85.3-68.9-54.3-40.1-13.2秒をマーク。終始、鞍上の手が動くことはなく、軽めの調整に終わった。

「上がりを伸ばす予定だったけど、この馬場だからね。鞍上も無理をさせなかったみたいだよ。まあ、先週にしっかりとやってあるし、無用にテンションを上げる必要もないから。うん、これでいいと思うよ。
前走は控える形になったけど、スタートの速さがこの馬の長所。無理に抑えるよりは気分よく走らせた方がいいと思うよ」と語るのは北出成人調教師

この日は悪天候により、Bコース、Eコースが閉鎖されたように馬場が凍結。固まった馬場を考慮して、軽めのメニューに終始したが、一週前にも併せ馬でビッシリと追われており、態勢は整っていた様子だ。

アクティブミノル

武豊騎手が騎乗したアクティブミノル


前走、東京スポーツ2歳Sで10着のジャストドゥイング(牡2、栗東・中竹厩舎)は、川田将雅騎手を背に坂路で追われ、4F54.4-39.5-25.3-12.6秒をマーク。一杯に追われると、ラスト2Fは12秒7-12秒6とラップを上げたように、終いはしっかり。大敗の不安を一掃する動きをみせた。

「けさは予定通りにジョッキーを乗せていっぱいにやってもらった。うん、いい動きだったし、体調はいいよ。
前走があの手応えで伸び切れなかった。あれをみると敗因は距離だと思う。今度は千六だし、変わってほしいね」と中竹和也調教師は好調教にニッコリ。巻き返しへ期待を寄せた。

前走、京王杯2歳Sで7着のワキノヒビキ(牡2、栗東・清水久厩舎)は、黒岩悠騎手(レースでは北村宏司騎手)を背にCWコースで追われ、6F83.4-66.5-51.8-39.4-13.2秒をマーク。同世代の僚馬を追いかける形で、最後は大差先着してみせた。

「先週に併せ馬でビシッとやってあるし、今週はこのぐらいでいい。最後もいい感じに抜けてたし、いい動きだったんじゃないかな。
左回りだとどうしても内へモタれてしまうけど、右回りだと走りもスムーズだからね。そこでの上積みはあるはずだから」と語るのは押田調教助手。2戦2連対の右回りに戻り、反撃を誓った。